5月27日に大田区蒲田で開催したアーサー・ビナードさん講演「だまされない日本人になろう!」を聞いてくださった専修大学の長谷川宏先生が、講演会についてレポートを書いてくださっています。

その場にいた、しかも、二部で対談をした私が読んでも、更に理解が深まる素晴らしいレポートです。

https://www.facebook.com/hiroshi.hasegawa.1253/media_set?set=a.10201064792102486.1073741909.1848707235&type=1

アーサー・ビナードさん講演「だまされない日本人になろう!

並みの日本人には及びもつかない日本語に対する鋭い感性を武器に、日本の政治・社会が直面する問題を、ひとつひとつの言葉にこだわりながら見事なまでに鮮やかに切り取って浮かび上がらせ、目からウロコがボロボロ落ちるアーサー・ビナードさんの講演。

東北六魂祭とそこで航空ショーを披露した自衛隊の「ブルー・インパルス」(正式名称は「戦技研究班」、米海軍「Blue Angels」の「子分」)の裏にあるものを、その言葉を通して説き明かす。
東北、特に青森にはふるさとよりよく行っているというアーサー・ビナードさんは、「東北」という言葉が嫌い。
他の地方の名には実態のある揺るぎないものが含まれている(「関東」「関西」の「関」が「関所」だなんて日頃意識したこともなかった!)のに対し、「東北」が他の場所から見た「方角」だけで片づけられているおかしさを、本来地域に根差した祭りを根っこから切り取って、田植えの一番忙しい時期に東北「復興」の名のもとに開催される六魂祭の矛盾と関連付けながら語る。

自分たちの生きていく足場となるもの、土台となるものを、権力との関係の中でどう築いていくか、という問題から、憲法の問題に入っていく。

今の日本の憲法は、GHQが文章を書いた「押し付け」憲法で、「自主憲法」を制定しなければならない、という議論は唖然とするぐらい愚かしい。
そんな議論になること自体、憲法という言葉の意味をわかっていないから。憲法とは、私たちが権力の座にあるものを縛り、権力の暴走に歯止めをかけるもの。
憲法は下々(しもじも)の私たちが権力者に「押し付ける」もの。

憲法以前の昔の日本では、「百姓一揆」が「この線を越えたら大変なことになる」という一定の歯止めを権力にかける、という、権力の側が書く歴史には書かれない効果があった。

一揆のように殺し殺されたり、血を流したりせずに、非暴力で歯止めをかけるのが憲法。
たくさんの人が血を流してつくられたもの。

憲法の元祖とされる英国のマグナ・カルタは、当時の貴族が王に「押し付け」たものだが、英語ではなく、ローマ帝国の言葉であるラテン語という「借り物」の言葉で書かれた。合衆国憲法は、英国の法律とイロコイ族の掟を参考に書かれた。
では「自主憲法」ではないのか?

憲法は文章ではない!
憲法の元祖英国には明文憲法はない!
憲法は権力に歯止めをかける概念・しくみ。
私たち下々のものが、権力に歯止めをかけることができているかどうかで、憲法があると言えるかどうかが決まる。
合衆国では、ルーズベルト・トルーマン以来70年間、「軍産複合体」の力で、憲法が「解釈」で潰され、生き血を抜かれミイラになって、一度たりとも守られたことがない…!
(長くなったので途中ですがいったんレポートを中断…(苦笑))

他にもTPP、国家戦略特区の問題について、後半の奈須りえさんと、水野誠一さん (水野木内みどりさんのパートナー)との対談も含め、目からウロコがボロボロの身震いするような恐ろしい指摘が次々と…!
奈須りえさんの国家戦略特区に関するプレゼンは明快かつ本質を鋭く突いていて実に素晴らしく、前大田区議会議員ということだが、ぜひ国政で活躍していただきたい、と感じた。

皆さんももし機会がありましたら、奈須りえさん、そしてアーサー・ビナードさんのお話を
ぜひお聴きになることをお勧めします!
「目からウロコがボロボロ」効果は私が保証します!

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*なーんだ、自分が誉められてるから絶賛してたんだ、なんて思わないでくださいね。