大田区民のごみは、誰がどう処理すべきか
一人でできない「みんなのこと」を一緒に考えるのが「公共」。
その公共分野が、私たちの手から、離れようとしています。
「公務員だと高いし、サービスが悪いから」?
「民間の方が安くてサービスが良いから」?
でも、それなら、なぜ「公共」は存在してきたのでしょう。
「高くてサービスの悪い公共」だとしても、そのしくみで行う意味があったはずです。
市場経済と公共の違いは「営利」か「非営利」かです。
しかも、公共を民間にまかせるには、つぎのようなことを知ったうえで、まかせる必要があります。
①営利企業は利益を最優先する。
②民間は自由競争の中で利益をあげるためサービスが向上し価格が下がる。公共は地域独占事業が多く、無ければ生きていけないものが多い。
いったん民間に開放してしまうと、二度と公に戻せない、戻しにくいものはたくさんあります。
ノウハウや技術の継承ができないからです。
しかも、民になれば、地域独占事業ですから、契約や委譲のありかたによっては、サービスの質、量、価格まで、実質コントロールされてしまう可能性もあります。
保育、医療、介護、教育、、、。
今起きている様々な問題の根底には、公共の在り方がもっと問われなければならない問題がたくさんあります。
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そうしたなか、
大田区のごみ処理計画案が公表されました。
都市で暮らすものにとって、ごみの処理もみんなでしなければならないことの一つです。
ごみの有料化の話をすると、そのために税金を払っているのに、何に使っているんですか?といった言い方をする方もいます。そのくらい、ごみは私たちのくらしに密着した問題です。
説明会が開催され、区民意見を提出することができます。
https://www.city.ota.tokyo.jp/oshirase/mokutekibetsu/gomi/pubcome.html
1 閲覧・募集期間
平成27年12月9日(水曜日)~12月28日(月曜日)の20日間
2 閲覧場所
環境清掃管理課、区政情報コーナー、清掃事務所、特別出張所、図書館、大田文化の森
3 意見の提出方法
持参、郵送
〒144-8621 東京都大田区蒲田五丁目13番14号 電話:03-5744-1111(代表)
ファクシミリ、
経営計画担当
電話:03-5744-1625
FAX :03-5744-1550
Eメール
https://www.city.ota.tokyo.jp/cgi-bin/form_enq/formmail.cgi?d=seiso
説明会の開催について
1 日時
平成27年12月16日(水曜日)午後6時30分~8時
平成27時12月19日(土曜日)午前10時30分~12時
2 会場
区役所本庁舎2階会議室
3 申し込み
当日会場へ(各日開催30分前から受付開始)