主な議案に対する態度とその理由【大田区議会第一回定例会】

■主な議案・報告事項

①補正予算 賛成○

この時期(決算間近)の補正予算は、余った予算を減額する

補正が多いです。

②職員定数条例の改正 反対×(詳細はこちら)

職員数(=正規の公務員)を条例で決めることになっている

ため毎年この時期に翌年度の職員数を条例改正します。
反対の理由は後日報告します。

③公益法人等への職員の派遣に関する条例の改正 賛成○

財団法人産業振興協会が公益法人になるため条例分の

文言をそれにあわせる条例です。


④土地の取得について 反対×

大田区土地開発公社が購入した中央5丁目の土地を

大田区が買う議案です。

価格や購入条件に問題があるとして反対しました。

⑤包括外部監査契約の締結 賛成○

自治法で定められている包括外部監査をするための

公認会計士との契約です。

⑥損害賠償額決定についての専決処分
⑦大田体育館請負工事の専決処分

議決を経ず、決められるのが専決処分ですが、首長が

専決処分を繰り返せば、民主主義は形骸化します。

平成18年の自治法改正で、専決処分できる場合が厳格化

されました。
専決処分と言うと阿久根市の竹原市長が有名ですが、

阿久根市だけの特別なことではなく、内容は異なりますが

自治体の現場で専決処分は未だに繰り返されています。
大田区では、工事関係の専決処分が目立ちます。

私も過去に専決処分の問題について取り上げたことがあります。

⑧区民センター条例の改正 賛成○
⑨池上会館条例の改正 賛成○

萩中集会所の建て替えに伴い条例で施設設置と利用料を

定めるものです。これまで、畳だった高齢者利用スペースが

床になり使いやすくなります。
池上会館は、利用率の低かったコンピューター室を会議室に

変更します。

⑩国民健康保険条例の改正 反対×

保険料徴収のしくみがかわり、住民税から所得賦課方式に
変える条例です。
変更に伴い経過措置をとったことで、中間所得層の負担を軽減

したと説明していますが、特に負担が増えるのは65歳未満の

収入が100万から800万円の2人以上の世帯で問題ありと判断

しました。

⑪アロマ地下駐車場の指定管理者の指定 賛成○

法人の登記変更に伴う指定。

⑫障害者福祉施設に利用料金制を導入する条例改正 賛成○

障害者施設に利用料金制を導入するもの。
福祉施設に利用力金制はなじまないが、利用料金割合が低く
指定管理料が1/2程度となるため、経営を圧迫することには
ならないと判断し賛成。区は、利用料金を法人の利益として
よい仕組みにしたため、利用料金部分での経営改善努力が
はかれると説明したが、利用力金制導入で無く、指定管理者
制度の工夫により解決する方法もあったかもしれない。事業への
影響については注目したい。


⑬大森日赤病院改築資金貸付条例 退席△(継続審議主張)

大森日赤病院施設改築事業資金貸付のための条例。
貸付による区への影響が十分明らかにされないまま議決を
求められたため、審議不十分で「継続」を主張。しかし
採決により議決が決定。
詳細は、後日報告。

⑭山王高齢者センターの指定管理者指定 賛成○

大田区社会福祉協議会から公募で他の社会福祉法人に

⑮区立保育園条例の一部を改正する条例 賛成○

区立鵜の木保育園が民営化されたことによる廃止条例