卵が先か鶏が先か

今日の委員会での話題。

 今日は、都市計画マスタープランでしたが、そうした区民説明会への区民参加が少なく、有る議員が、区の広報が十分でないと指摘。

 それに対し、別の議員が、区民の意識が問題と反論。

 確かにどちらもそういう側面も有るかもしれませんが、私は、現在の大田区政が区民に成功体験を与えられる区政を執行してこなかったからだと思っています。

 問題が起きた時に区に相談に行っても問題を共有してもらえない。

 

 例えば、マンション紛争の場合に、開発事業者、区民、双方の間にたち、双方の言い分を聞きながら、問題を処理する。そこから見えてきた課題を制度に反映させる。

 しかし、残念ながら、大田区はこれまで、現行の法令を絶対として、それに区民をいかに従わせるか、そして、開発事業者が開発しずらければいかに、その障壁を取り除くかということにばかり力を注いできたのではないでしょうか

 今日、開発指導要綱の改正の報告がありました。

 住宅開発の防火水槽の設置要件を開発面積1500㎡から3000㎡へと要件緩和する改正でした。

開発指導要綱の目的■は

無秩序な開発行為を防止し、良好な生活環境の向上を図るため。

ですが、■改正理由■には

開発事業者が整備可能な適正規模に変更する必要がある。

と書かれていました。

 防災上必要な防火水槽の設置の要件が、必要性ではなく、開発事業者が整備しやすい規模に変えられてしまっているのです

 区が、何を見て仕事をしているかは明らかです。

 そうした区の姿勢を、区民は敏感に感じとります。

 大田区のまちづくりの説明会に区民が参加しないのは、区民が大田区のまちづくりに参加することで地域を変えられるという実感や実体験が無いからでしょう。

 他にも、公園と広場を面積150㎡で区分けし、150㎡以上を公園として敷地所有者ではなく大田区が公園整備するよう要件を変えています。

 

 しかし、こうした公園の中には、正方形に近い形で整備するよう求められていながら、接道に沿って、必要面積を道路を拡幅する形で満たしているところも見られます。こうした整備が区民にとってどれほどのメリットになるでしょう。

 そしてそれを一律大田区が補助することの意義とは一体何でしょうか。

 区が行うべき役割を考え直す必要があります。