田園調布せせらぎ公園内の緑を大量伐採する問題で、5月18日大田区の説明会が開催されました。

今回の公園内の開発は、文化施設とスポーツ施設を建設するため、267本の樹木を切り、開発しようとしているのが問題ですが、背景には平成28年5月1日の大田区みどりの条例施行規則等の改正と平成30年第一回定例会で行われた都市公園法の改正に伴う大田区の公園条例改正が大きく影響しているようです。

https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/green/ryokukakeikaku/index.html

 

都市公園法改正に伴う公園条例の改正は、緑の貴重な空間である公園が、宅地と同じように扱われることを可能にし、建築可能面積もこれまでより大きく12%までになっています。

規則の改正は、議決が不要のため区議会で議論されませんでしたが、公園条例改正は、こうした開発が心配で反対しましたが、その通りになってしまいました。


説明会は、50人と言っていたにもかかわらず、会場にはおよそ100人がつめかけ、大量な樹木の伐採を伴う文化施設とスポーツ施設の建設や駐車場の整備の計画の説明不足と手続きの不備について指摘されるとともに、そもそもの施設の必要性への疑問や、こうした開発をすることになった経緯についての説明を求める声があがっていました。

大田区は、説明する、住民の声をきく、勝手に進めない、と言いながら、次回の説明は秋に行うというなど、区民の声を聞いて計画を改善する姿勢に欠けていて、多くの区民が納得していませんでした。

会場の外で、

5月23日18時半から、富士見会館多目的ホールで、住民同士の意見交換をするという用紙をいただいたので、参加しようと思います。


 

下記の、全体図を見るとわかりますが、今回の開発の対象区域は、公園面積の約半分にも及びます。
大田区は、青で囲った公園の半分の敷地=赤で囲った部分を「宅地」として扱い、黄色の「文化施設とスポーツ施設という箱モノを作り、駐車場を建設しようとしている」と考えると非常にわかりやすいと思います。

もはや公園ではないように思います。
都市公園法の改正で公園面積の12%まで構造物の建築を許していることと、基準値をもとにした緑化率さえ満たせばいいように緑の条例を改正したことがこうした開発を許しています。

 

すっかり緑が切られてしまっていました。

 

そもそもの
出張所の老朽化、富士見会館に移転、富士見会館がせせらぎ公園内に、という全体像。
田園調布駅前の一等地、ゆうゆうクラブだった施設が最終的にあくことになります。
ここを何にするかも明らかになっていませんが、私は、出張所を富士見会館にするより、このゆうゆうくらぶ跡地にすべきだったと思っています。ゆうゆうくらぶは廃止されていたので、富士見会館の改修も田園調布せせらぎ公園内の大規模改修も不要になります。
まさか、民間に売却したり、開発させたりすることは無いと思いますが、大田区は、現時点でも、何に使うか明らかにしていません。