羽田の新飛行ルート 国際安全基準に無い飛び方(二機同時着陸)やニアミス(Uターン部分)で警報が鳴る可能性がある飛び方だと判明 いまこそ教室型説明会を

羽田の新飛行ルートについて、ICAOの安全基準に無い飛び方(二機同時着陸)やニアミス(Uターン部分)で警報が鳴る可能性がある飛び方であると判明したそうです。
取材に以下のコメントを出したのですが掲載されなかったので、どこに問題があるか、ご報告します。

羽田新ルートに安全基準なし 五輪発着増 国が検証へ(共同通信)
https://this.kiji.is/241244755440664582?c=39546741839462401
記事によれば、
①新飛行ルートで、南風時に、都心上空を通り、二機同時着陸するこれまでになかった新しい方法が提案されていますが、この飛び方が、国際的な安全基準であるICAOにもない、世界でも行ったことの無い方法なのだそうです。
②また、新ルートは、旋回するとき、赤の飛行方向にピンクの飛行ルートが
あるためニアミスと判断して警報がなる可能性があるそうで、そうなると着陸のやり直しになるかもしれません。

 
世界初となれば、飛行ルートの下に住み働き暮らしている私たちが実験台にされるということです。
国は、これまで、「丁寧な説明」を繰り返してきましたが、大田区議会へもまた説明会でも説明されていない安全性をゆるがす重大事項の発覚に大きな憤りを感じています。
反発する声もあがっているという記事になっていますが、取材では、以下のようにコメントを寄せました。
「実験台の形でやるつもりなのか。論外だ」。
「『聴かれなかったから答えなかった』という気持ちなら許されない。国は再度住民説明会を開き、真摯に良い情報も悪い情報も出すべきだ」
 
丁寧な説明とは、「聞かれたことには」という但し書き付ではなかったはず。オープンハウス型説明会そのものが問われる事態の発覚に、国が国民の信頼を取り戻すためになすべきは、一から説明をやり直し、国民に対して真摯な姿勢を示すことでしょう。