1293本切っていた!田園調布せせらぎ公園【切っても植えれば良い緑化計画で国分寺崖線の緑が切られる心配】
田園調布せせらぎ公園の樹木を267本切ったというのは、大田区から聞いた数字ですが、開示された資料から、切られた樹木の数は、低木を含めると1293本(高木115本+中木79本+低木1099本)だということがわかりました。
しかも、今後、富士見会館下の国分寺崖線部分も開発の対象になる可能性があり、さらに樹木が切られるのではないかと心配です。
田園調布せせらぎ公園の樹木を267本切ったというのは、大田区から聞いた数字ですが、開示された資料から、切られた樹木の数は、低木を含めると1293本
(高木115本+中木79本+低木1099本)だということがわかりました。
低木を含めていなかったようですが、当初267本、その後247本、切ったという数字の根拠がわからないので、確認しています。
高木、中木、低木、緑化の定義は以下のとおり。
大田区の緑化計画の言葉の定義
高木 植栽時に3m以上の樹木
中木 植栽時に1.5m以上の樹木
低木 0.3m以上で高木でも中木でも無い樹木(竹類も低木)
中木 植栽時に1.5m以上の樹木
低木 0.3m以上で高木でも中木でも無い樹木(竹類も低木)
緑化 緑地や緑地帯に新たに樹木等を植えること
大田区の開示資料から、低木には、
ヌツゲ、サツキ、ヒラドツツジ、ドウダンツツジ、ビヨウヤナギ、
サザンカ、ハギ、キンモクセイ、コデマリ、
などがありました。
低木は、数で把握しているのは285本で、あとは、1本60cmの直径の
円の面積(約0.28㎡)で計算して、1329本としています。
大田区の開示資料から、低木には、
ヌツゲ、サツキ、ヒラドツツジ、ドウダンツツジ、ビヨウヤナギ、
サザンカ、ハギ、キンモクセイ、コデマリ、
などがありました。
低木は、数で把握しているのは285本で、あとは、1本60cmの直径の
円の面積(約0.28㎡)で計算して、1329本としています。
心配なのは、公園を仮想敷地としてとらえるので、囲われた区域は
開発に際して、緑化計画に従い、「緑化(新たに樹木を植えること)」
すればいいことになることです。
今回のせせらぎ公園に建設するせせらぎ館の開発で、
この地域は一種住居地域で建ぺい率0,6、開発区域面積が1000㎡以上だと
緑化係数は0.35。なので敷地の14%を緑化すれば(新たに樹木を植えれば)よいことになります。
今回のせせらぎ館の開発は、実際には、19.47%緑化されていますが、切ってもその分植えて、こういう状況(樹木の大量伐採)になりました。
心配なのは、体育館建設の際の仮想敷地をどう設定するか、です。
開発区域として仮想敷地に設定されてしまうと、後から木を植えれば良いので、富士見会館下部分の大量の樹木伐採につながるのではないかと心配です。
体育館を公園内に建設すれば、工事車両の待機場や資材置き場が必要になり、富士見会館下を仮駐車場にする可能性が高いのです。
開発後、駐車場にしないことも可能ですから、
そもそも、駐車場にするしないではなく、公園に体育館をつくらせない、開発区域の対象にしてはならない、
ということだと思います。
これまで、公園に体育館を建設しなかったのに、規制緩和されたら体育館を建設できるようになりました。
大切なのは、できるかできないか、ではなく、私たち区民が、公園の樹木を大量に切ってまで、国分寺崖線に手を付けてまで、体育館を建設することを求めているかどうか、だと思います。
ちなみに10㎡で以下の基準があります。代替できるので、せせらぎ公園の開発でも、高木を減らし中木で、中木を減らし、低木で代替しています。
高木 1本 =中木2本 に代替できる
中木 2本 =中木1本を低木3本 に代替できる
低木 5本