参議院議員選挙結果 雑感=おひざ元関西で支持者離れがっ始まった維新と新党増の関係

選挙雑感

ふたを開けてみれば、与党が勝ちましたが、東京では野党が6議席の半数を占めました。

報道は、改憲勢力で分析していますが、今の政治にYESかNOかで見てみると違う風景が見えてきます。

与党(自公)に投票したのは、54.24%で前回(55.71%)に比べて減っています。

野党は、43.11%で前回(41.58%)に比べ増えているのです。

野党の中でも、古くからの野党が支持を減らしました。

逆に、維新、参政、NHKが増やしています。

しかも、今回は、参政党以外にもたくさんの新しい政党ができました。
政党ををつくり、選挙に出るには、莫大なお金が必要ですから、今回の選挙では、本当に大きなお金が動いたと思います。

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私は、議員になる前、支持政党が無い無党派でした。
今思うと、新しい政党がでるたび、そこに投票してきたと思います。

特に野党というわけでもなかったのですが、なんとなく、新しい=良い、と感じたからだと思います。

報道では、維新が大幅に増やしたと言っていますが、多くの政党が作られました。

維新では、不満層の受け皿にならない、と見ていた人たちがいたということだと思います。

実際、維新のおひざ元、関西では、前回の選挙に比べ、得票率をいずれも減らしています。

大阪 38.76%→35.14%  3%減
兵庫 27.70%→21.67%  6%減
奈良 26.37%→18.05%  8%減

東京では増やしたものの、「長く続かない」とみている選挙の専門家がいたということだと思います。

自民党が構造改革を批判して、昨年、選挙に勝ちましたが、その構造改革を生ぬるいと言って、さらに進めようとしているのが維新だからだと思います。

スローガンは、身を切る改革ですが、切る身は、私たち国民だということが少しづつ明らかになっているのだと思います。