大田区から考える羽田空港新ルートで国が言いはじめた【負担の平準化】と【固定化させない】の意味

羽田空港の新飛行ルートの固定化回避について国が

 
羽田新ルートは、騒音負担の平準化から導入したが、
自治体からルートを固定化させないよう要望が出ているので検討する
 
と説明しはじめました。
 
結果、首都圏をどこでも飛べるようにする検討が始まると言うことです。
 
 
騒音負担の平準化
のために新飛行ルートにするというのは、大田区議会で説明されて
きませんでした。
 
他自治体では、飛び始めてから、その騒音の大きさから、首長や議会が固定化についてふれていましたが、
 
どう飛んでも、羽田空港のある大田区は、増便すれば
うるさくなるからですね。
 
 
第一フェーズから第六フェーズまでかけて、このルートで飛びますと説明してきた増便のための新飛行ルートですが、固定化させない検討、ということですから、説明してきたルート以外でどう飛ばそうかということです。
 
 
「海から入って、海へ出る」という海上ルートも、公文書じゃないから守らなくてよいと答えてきたのが、国と大田区なので
 
何度も、説明会の資料は、公文書ではないから、守らないのではないか、と指摘してきました。
 
新ルートが始まって、もう、変更ということです。
 
これも、
日米オープンスカイ協定覚書を締結していましたから、ここで、辻褄が合ったことになります。
 
 
2010年の民主党政権時に
 
日米オープンスカイ協定で
 
便数、経路など、自由に設定できると決めていました。
 
国同士で決めた後、後付けで合意形成してきたかのような
ストーリーを作られているようにみえます。
 
 
 
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固定化回避に係る技術的方策検討会
 
 
 
羽田空港の新経路については、首都圏空港の機能強化、首都圏における騒音負担の平準化の観点か ら導入し、本年3月29日より運用を開始いたしました。他方で、関係自治体等から、新経路の固定 化回避等に関するご要望を頂いております。よって、羽田新経路の固定化を回避するための方策につ いて、最近の航空管制や航空機器の技術革新を踏まえ、技術的観点から検討を行うため、下記のとお り検討会を開催します。