政治がコロナを長びかせないように

コロナの問題は、日本の政治の欠陥を次々露呈しています。

進まない感染予防策と医療体制は、コロナだからではなく、そもそも、政治が医療費抑制をしてきたことと無関係ではないでしょう。

生活補償も示さず始まった緊急事態宣言も、内部留保の「ふんだんな」大企業ばかりをみているので、中小企業や個人事業主の痛みを想像することもできないからではないでしょうか。
この期に及んで現状を把握しようともしていません。

額が不十分なばかりか、思ったように受けることのできない協力金も、人でも十分で国や自治体の方針発言を注意深く聴く人を置き、すぐに対応できる体力の企業には対応できても、個人事業主や中小経営者は難しいところもあるでしょう。

そのうえ、コロナでGDPが増え施策が進むとは、コロナという火事場に乗じると警告していましたが、その通りになっています。

政治がコロナを長引かせ、感染被害や社会、経済的影響を大きくさせてはなりません。

 


大田区の施設使用停止休館が5月末まで、学校も5月10日までに
延期になりました。

学校(義務教育)が休業になり、図書館が休館で、議会の委員会も4月は延期
(ようやく5月は、開催ですが短く、簡潔に、の自粛ムードで押し通そうとしています)
コロナの影響は本当に甚大で深刻です。

感染拡大防止とその影響対策に本気で大田区も国も東京都も取り組んでいるのか
疑問に思ってしまうことが色々あります。

【感染拡大防止と重症化抑止策】

ご要望の大きい感染予防の医師会との連携ですが、質問状は出していますが
回答が無いので、今日、直接聞いてみました。

取り組むための協議中ということで、

他自治体では決まっているところもあるが、と聞くと、
・人の手配(医師や看護師を出せるか)
・場所の確保
・防護服やマスクや医療機器などの確保
・費用の折り合い

など含め、どこがどうとは言いませんでしたが、調整中のようです。
PCR、発熱外来、ドライブスルーすべてに通じることなのだ
そうです。

引き続き、要望の多いことを伝えていきます。

【経済対策】

経済対策は、貸し付けと協力金50万円です。

大田区の産業振興課と話しましたが、
貸付先について把握できていませんでした。

大田区が把握できていなければ、国がモノづくりの現状を
把握しているはずもあありません。

どの産業がどう困っているのか知ろうともしない大田区と
国との現状に怒りを覚えました。

協力金は東京都の産業労働局ですが、こちらも、どういったところがお困りで
申請してくるか、把握していませんでした。
これもまた、落ち着いたら、と同じ反応で、驚きました。

【連休中の困窮者への支援】

長期の行政の休みの間支援が途切れぬよう、
昨年のGW、年末年始同様の体制がとれるよう
窓口の開所について要請しました。

この件は、他議員にも情報提供しています。

【国のコロナ感染症緊急経済対策】

国が出した緊急経済対策が、コロナに乗じた
企業利益支援策になっていました。

特に、驚いたのが、コロナ恐慌とまで指摘されながら
GDPが4%増えると言っている支援策を出していることです。

経済政策と言えば、雇用と所得がどうなるかが最大の
関心事です。

仮にそうだとすると、雇用所得がどう増えるか、GDPを
どう増やすと想定しているか質問状を
出しました。