令和の出島?羽田イノベーションシティのグランドオープン記念式典に出席して

羽田空港跡地を開発して作った「羽田イノベーションシティ」のグランドオープン記念式典に、羽田空港対策特別委員会の委員として出席しました。

式典は、国交大臣、都知事、前観光庁長官や日本の名だたる大企業はじめ関係企業など、300人ほどがずらりと並ぶ、戸惑うほど盛大な式典でした。

日本の期待する経済政策ということです。

羽田空港跡地は、
国家戦略特区に真っ先に指定された場所で、
様々な法規制の例外が適用されています。

東京都は、ここをアジアヘッドクオーター特区とよんで「 進出する外国企業への優遇策」を用意しています。

訪れて、
空港跡地は特区(≒租界)だったのだ、とあらためて思いました。

特区は、一般には開発途上国の経済政策ですが、
日本は、特別な優遇策を付与しなければ、
外国投資を誘致できないほど、
魅力のない国になってしまった、ということでしょうか。
あるいは、
特区と言う、法令を守らなくてよい地域
国民の安全や環境や生命を守る規制を取り払ってでも、

金儲けを優先しよう、儲かるだけ儲けさせよう、
ということかもしれません。

今の経済政策は、
一部の大資本、機関投資家、グローバル資本のための経済政策です。

社会の大半を占める、

雇われて働く人、
個人事業主や、
小規模事業者を、

長期的に守る経済政策ではありません。
江戸時代に、出島が外国との交易の拠点となったように
特区指定された羽田空港跡地という「令和の出島」を経由することで、
様々な、規制を取り払い、優遇策を得て、
有利な経済競争を可能にするということなのでしょう。
ただ、
江戸時代に、出島が外国との交易の拠点になりましたが、
日本は、交易を一部に限りました。
西洋の契約社会が日本に入り込めば、
国内が、諸外国との経済競争にさらされることになりますが、
交易を一部に限定したことで、結果、当時の日本国内の秩序を守り、国民の生活を守ったわけです。
特区=跡地で
優遇策を受けられるのは、

外国資本と限られた一部の日本の投資家たちでしょう。

ところが、江戸時代の出島と違うのは、行われた規制緩和が全国展開することです。

労働規制の緩和も、金融も、開発規制の緩和も、自動運転も、、、、

国内に影響し、私たちの暮らしを少しずつ変えています。
物価が上がり
賃金は上がらず
金利負担が大きくなり

これらの背景には、急激な、しかも真の影響を見せない規制緩和があるのです。
_*_*_*_*_*_*_*_*_
おまけ)
一方で、規制緩和による恩恵は一部のビジネスシーンでは、発揮されますが、
私たち個々人の生活では、前より不自由になっているように感じます。
特区の背景で一貫して進んできたのは
貿易の自由化。

人もの金の移動が自由になり、
 
外国人は日本で働きやすく、ビザを取りやすくなりましたが、

私たちが海外で働くビザをとるのは簡単ではありません。

円安で海外からの旅行客が増えましたが
私たちは旅行するにも航空機代が高くなりました。
 
輸出入は関税も手続きも自由になったかもしれませんが

個人がものを送るには、以前より厳格で、手間がかかるように感じます。

そういえば、国内郵便も時間がかかっていますね。
これは、民営化の影響でしょうか。