今後10年の大田区公共施設改築費見込みが、1年で1.5倍と急激増 やっぱり社会保障のための増税分で貯めた基金は箱ものに使われる

減らすといってもなかなか減らない大田区の公共施設整備費ですが、2022年3月策定の計画値を急激増させる計画を出してきました。

減らすといってもなかなか減らない大田区の公共施設整備費ですが、大田区は、2022年3月策定の計画値を急激増させる計画を6月の委員会で出してきました。

大田区公共施設改築・改修等中期プラン(概要) PDFで開きます

舌の根も乾かぬ、というのはこういうことを言うのではないでしょうか。

昨年2022年3月策定の公共施設等総合管理計画では、実績値を135億円とし、見込みは141億円だが、延べ床面積を1割減らし、135億円に抑えます、と言っています。

実は、実際の過去10年平均は120億円。6年なら、129億円。

ところが、公共施設は過去10年、学校施設は過去6年の平均をとって
実績が高くなるよう操作して過去の実績を出しているのです。

実は2022年の計画でも、12%~4%増える計画でした。

ところが、今回の見込みをみると、今10年間、学校施設と公共施設建設費は、年210億を見込んでいます。(2022年の計画が、区営住宅などを入れていないので、比較しやすいよう数値を合わせました)

昨年の計画で135億円でしたが、55%増。

なぜ、1年と少しで1.5倍~1.7倍も建築費が増えるのでしょう。