消費税増税の負担軽減策、プレミアム付き商品券がダメな理由

消費税増税をすると言っていますが、まだ議決もされていないのに、負担軽減策のための補正予算議案が送付されました。
私は、そもそも、消費税で足りない社会保障分を補填するという政策に反対なので、軽減策以前の問題ですが、負担軽減策としても問題があります。

議案に反対した討論です。


 

フェアな民主主義、奈須りえです。

第30号議案 平成31年度大田区一般会計補正予算(第五次)

補正予算には、プレミアム付き商品券事務費44,511千円が計上されています。

この事業は消費税増税に伴う、低所得者、子育て世代への、負担軽減措置です。

私は消費税増税には反対ですが、仮に、増税になった場合の負担軽減策としても、この方法には、問題があります。

 

プレミアム商品券で負担軽減を行うとなれば、商品券を買うだけの手持ち現金を持っていなければ買えません。

低所得者の中には、必ずしも商品券を購入できるだけのゆとりのある人ばかりではないことも考えれば、住民の現状を理解しない施策と言わざるを得ません。

 

しかも今回の購入資格は、

住民税の非課税者と3歳以下の子どもを持つ家庭のみです。引き換えの際にも身分証明が必要となる予定と聞いていますし、プライバシーが守れるのかという問題があります

 

そもそも、プレミアム付き商品券が消費喚起になるかの検証もできていませんからこの方法で還元することの効果が見当たりません。

よって反対です。