リニア大深度地下工事着工はあり得ない【14の疑問 その4:調査掘進と初期掘進の違いはあるのか】

調査掘進するから大丈夫という説明に聞こえるリニア大深度地下工事シールドマシン着工ですが、
実は、

・調査掘進で何を調べるのか、
・調べてどうなら、どう対応するか、

それで、リニア経路のシールドトンネル工事の安全が確保できるのかがあいまいです。 

そもそも、私は、振動が表層地盤に及ぼす影響や、他の構造物(家屋・ガス・上下水道・鉄道ほか)との関係を調査すべきと主張していますが、これまでの「安全・安心の説明」の中には、そうした視点での調査はありません。

その3でもふれたように、調査掘進の箇所は、初期掘進と呼ばれる、掘り始めの土砂を立坑から出すための施設を整備し、掘って状況を確認して、作業員が工事に慣れるために位置づけられている区間です。

調査掘進の結果、工事の一時停止や中止はあるのでしょうか。

あるとするなら、調査掘進における安全確認項目・指標はどのように設定しているか。
それと初期掘進との違いはどこにあるのか。

明らかにすべきだと思います。