羽田空港アクセス線に想う横浜なきあとのIRの行方 羽田空港跡地がIR(カジノ)になりませんように
国土交通省は2021年1月20日「羽田空港アクセス線」のうち空港新駅と東京貨物ターミナルをつなぐ約5kmの新規区間を事業許可し、「2029年度開業」のスケジュールを示しました。
現在、この環境影響評価が行われているので、あらためて、この空港への交通網整備について考えました。
羽田空港へのアクセスは、現在、京急、モノレール、バスなどが確保されていますが、その上に、新たな鉄道整備です。それだけでなく、蒲蒲線(新空港線)も整備しようとしています。
コロナで人の動きが激減している羽田空港ですが、デジタル化やテレワークと言った、リアルな人の動きを抑止しようとする動きもある中、とどまることを知らない鉄道網の整備は、IRと関係あるのではないかと心配しています。
以前に、横浜でカジノ反対運動をしていた方たちの集会で、韓国のカジノ
についても取り上げていたのですが、
韓国で整備されているカジノのうち、唯一、韓国人がいけるカジノが
江原にありますが、カジノを作るに際し、鉄道を整備したと聞きました。
韓国内にあるカジノのうち、韓国人がいけるこの江原のカジノの
集客が、
2009年当時、外国人専用カジノ16カ所の合計入場客数は168万人でしたが、
江原のカンウォンランドは309万人という数字を見つけました。
江原ランド(カンウォンランド)は失敗?アクセスや入場料は? | カジノワールド | カジノワールド (casinoworld.jp)
羽田空港を利用する乗客のための交通網整備だけなら、今の、京急、モノレール、バスなどで
十分だと思いますが、それに加えて、空港アクセス線、蒲蒲線を整備するのは
IRのためなのではないかと思う理由がここにあるわけです。
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すでに、羽田空港跡地の整備は、かなりの部分が進んでいますが、
当初、2020年4月19日の開業を予定していた空港跡地第二ゾーンの
エアポートガーデンは、新型コロナの影響で無期延期になっています。
コロナで無期延期のホテルも、IRの認可を受ければ
開業になるかもしれません。
IR(カジノ)は、
5つの要件(展示場、魅力増進施設、送客施設、宿泊施設、そしてカジノ)
を満たすことが求められていますが、
羽田空港跡地第一ゾーンとこの無期延期になっている第二ゾーンの機能を合わせると、
カジノ以外の要件を備えていることがわかります。
【1】最大国際会議室の収容人員が千人以上・展示施設床面積の合計が12 万㎡以上
第1ゾーンに1000人規模の会議室
全体延べ床面積12万㎡
【2】劇場、演芸場、音楽堂
第1ゾーンにZEP
https://www.zepp.co.jp/news/zepp-hall/2938/
【3】旅行者に必要な情報を発信
第一ゾーンはクールジャパン
【4】客室の面積合計10 万㎡以上
第2ゾーンはホテル中心
https://www.hvf.jp/hanedaairport/
第1ゾーンにもホテル
以前(2019年12月4日)に書いた記事も併せて掲載しておきますね。
大田区にカジノの可能性:羽田空港跡地(第1ゾーン+第2ゾーン)をIRの視点からセットで検証して – 大田区議会議員 奈須りえ フェアな民主主義を大田区から! (goo.ne.jp)
【1】1-2号.国際会議場施設及び展示等施設(MICE 施設)の基準:
(1)最大国際会議室の収容人員が千人以上・展示施設床面積の合計が12 万㎡以上
【2】3号.魅力増進施設の要件:
我が国の観光の魅力の増進に資する劇場、演芸場、音楽堂、競技場、映画館、博物館、美術館、レストランその他の施設。
※ 具体的なコンテンツの内容や発信手法は、都道府県等や民間事業者に委ねる。
【3】4号.送客施設の基準:以下の①~④を全て満たすこと。
①旅行者に必要な情報を発信
②旅行計画を提案手配
③英語を含め複数の外国語で提供
④情報提供・接客や待合のスペース
【4】5号.宿泊施設の基準:
(1)客室の面積合計10 万㎡以上
【5】専らカジノ行為の用に供される部分(ゲーミング区域)の床面積の上限:
ゲーミング区域の床面積の上限は、IR 施設の床面積の合計の3%。