無理して容積率いっぱいに建てた入一小複合施設が事故で工期延長で当初の工期7年にまた近づく 工事現場も見れない

開設前の複合施設(入新井第一小学校)で、漏水事故があり、工期が延長されました。

工事現場を見たいと言ったのですが、業者しか入れないと断られてしまいました。

作業現場が危険なのはわかりますが、発注した大田区と受注した業者にしか、事故現場を見せないと言うのはどうなのでしょう。

それでは、誰が現場に入っているのか、うかがいましたが、業者などと大田区、と「など」をいれるので、実際に誰に見せて誰に見せないのか、答えもあいまいです。

写真を撮ったり動画を撮ったりしていないのか、聴きましたが、これも言葉を濁します。

しかも、事故の補修を始めたと大田区からメールが入りましたが、これから、開いてみなければわからない部分もあり、事故原因の全容はまだ解明できていないようなことも言っています。

 

入新井第一小学校は、
当初、7年以上だった工期を、保護者がの要望で5年に短縮しましたが、コロナや地中埋設物などで、工期はすでに伸びています。さらに、今回の「事故」で、結果、当初言っていた、7年に近づきつつあるのです。

 

複合化は、必要というより、敷地に余裕容積率があるから、行われているように見えます。

 

例えば、

入新井第一小学校は、
現状6,938㎡が、建て替え後には、→19,500㎡で、2.81倍にも増えます。

入新井第一小学校の敷地内の床面積が、3倍近くに増えるのは、
必要より、むしろ、可能、だからで、それは、用途地域図を見るとよくわかります。

 

敷地の一部が容積率の極めて高い、商業地域(80%500%)と近隣商業地域(80%300%)になっているのです。

 

地下2階、地上7階の複合施設部分は、容積率が500%の部分に設計され、建っています。

 

一方の馬込第三小学校は、

第一種中高層住居専用(60%200%)準住居(80%200%)

馬込第三小学校は、
現状6,500㎡が、建て替え後には、→ 11,500㎡になり、1.76倍

無理して、敷地いっぱいに地下まで掘って作っている施設で、事故が起きたのは、無理をした部分もえいきょうしているのではないでしょうか。

 

 

学校の敷地に、学校以外の施設を合わせて入れて建て替える「複合化」が及ぼす影響 – 大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から! (goo.ne.jp)

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7月12日大田区からのメール

 

要旨
(1)経過報告について
7月2日から漏水影響範囲等の補修工事に着手しました。7月10日に区長・教育長・両副区長と各受注者の代表による「関係者会議」を実施し、一日も早い施設開設を目指すことを確認しました。

(2)補修工事の状況と工期について
現在、学校部分を中心に補修工事を実施中です。学校部分の工期は、備品搬入を円滑に行うため、7月31日と8月16日の二度に分け設定します。複合施設部分の工期は、引き続き調整中です。

(3)今後の対応について
入新井第一小学校は、二学期から開設予定であることを、7月19日に保護者へ通知する予定です。複合施設は引き続き開設に向けた検討を行います。
なお、入新井地区の町会長会議(7月16日予定)にてこれらの対応について周知いたします。

(4)その他
次回の対策会議は8月下旬に開催予定です(状況に大きな変化があった場合逐次開催予定)。