ネット選挙解禁には懐疑的な声もあります。

しかし、私は、ネット選挙解禁ということで、

①有権者のみなさんが興味関心をもって候補者の動きを見ようとする

 多くの有権者にとって、政治は「選挙」で意識するもので、しかも選挙期間、あるいは直前になって初めて「選挙」となるかたも多いと思います。
 そういう時に、ネット選挙解禁か、見てみようかなという方が一人でもいらっしゃるのはいいことですね。

②選挙期間中の、有権者とのやり取りが広がる

 確かに、政策が変わることはほとんど無いと思いますが、その政策をめぐり、選挙期間中に有権者とやり取りが可能になります。
 意見や疑問などをいただき返答することも可能になりますし、生の遊説を動画でアップすることが可能になれば、一人でもたくさんの方に見て・聞いていただけます。

③障がい者の参政権の保障につながる

 私は、特に参政権のバリアフリーという視点でも取り組んでいますが、聴覚障がい者への発信は、手話通訳者をつけるとしても、選挙期間中の遊説を知る(聴く)ことには限界があります。
遊説に手話通訳をつけて、文字情報でのアップする、チラシをアップするなど、ネット環境を活用すると聴覚障がい、視覚障がい、身体障がいのみなさんの選挙期間中の参政権保障に一歩近づきます。

ただし、いいことばかりではなく、ネット上で作られた耳触りのよい言葉、イメージ的なもので誘導したり先導されたりする可能性もあります。
特に、最近、私は、政治がコマーシャリズム化していて、投票行動をマーケティングとしてとらえている部分があると思っています。
政治に対する「感度」といったものを養っていないと、コマーシャリズム化した政治に拍車をかけることになるのかな、という危機感も持っています。

一方で、3.11以降に動き始めた、社会や政治への確かな視点は、つくられた、飾られた言葉を見抜く目でもあると思っています。

ネット選挙解禁は、今年夏の参議院議員選挙から。その前の6月23日に行われる都議会議員選挙はこれまで通りです。