やっぱりずさん?なんですか?大田区のアスベスト対策
学校のアスベスト対策が心配だとご連絡いただき、大田区にうかがいました。
改築に際し、過去に使われた、塗料や建材のレベル3のアスベストを、除去すると言うのです。
レベル3とはいえ、いい加減に扱えば、飛散したり、周辺の方がばく露(吸い込んでしまう)こともありますから、慎重で丁寧な除去が必要です。
特に、アスベストは目に見えませんから
吸ったとしても、わかりませんし、
閾値(いきち)と言って、
どのくらい吸ったら、発症するなどがわからないので、
慎重な扱いが必要です。
あるものを無いということもできますし、
無いものをあるということもかのうですから、やっかいです。
こどもや教職員などが吸い込まによう、飛散防止策に十分配慮するよう、
・夏休みも近いので、こどもや教職員が学校にいる時には除去作業は避ける
・調査結果に基づき、アスベストのある箇所、量(%)、種類(白、茶、青石綿等)、除去の方法など詳細に説明する
など、区に申し入れたところ、
大田区も、きちんと、文書で整理して、わかりやすいよう説明します。と言っていただきました。
ところが、
その後、大田区が説明をすると言っていたのに、その説明が中止になった
とご連絡いただきました。
驚いたのは
レベル3のアスベストは「非飛散性アスベスト」という名がついているため、
飛散しないと誤解されるかもしれませんが、
劣化したり、欠けたり、割ったりすれば、飛散するので
レベル3のアスベスト建材の解体に際しては、
手壊し、(水や薬液などで飛散しないようぬらす)湿潤が基本です。
とお伝えしたところ、
区?業者?から
砕いたものをその場で掃除機で吸い込むので大丈夫
と説明を受けたと言うのです。
仮に、それが、事実だとすれば、大きな誤りですし、
そうした工事をすれば、吸い込む事故になります。
大田区が、説明を延期したのは、
十分に安全を確保するための工程を確認し
わかりやすい説明をするための資料作成に時間がかかっている、のだと良いのですが。