ガイドラインを国が作ればシールドトンネル工事の安全は守れるか 土木学会編トンネル標準示方書があっても起きていた事故
外環道の陥没事故を受けて、国がシールドトンネル工事の安全基準を定めるための検討会を開催することにしたそうです。
第一回が9月28日に開催されています。
そもそも、ガイドラインが無いというのは、実際には正確ではなくて、
土木学会の知見が詰まった
【シールドトンネル工事標準示方書(シールド工法編)】
という土木学会が策定したものがあります。
日本の土木工事の知見が集結した土木学会策定の示方書より、厳しいもの、罰則付きのものを
作って順守させようというのでしょうか。
問題は、あっても守れていないこと、守っても事故が起きること、ではないかと思います。
ここをしっかりと検証していただきたい。
作って終わりにしてほしくないですね。
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外環道の陥没事故を受けて、国がシールドトンネル工事の安全基準を定めるための検討会を開催することにしたそうです。
第一回が9月28日に開催されています。
全4回を想定しているようですが、
初回は顔合わせと情報共有。
2回目で事故の実例をみて、再発防止対策の方針を洗い出し
3回目でそれをうけた事務局(=国交省)が骨子案を策定し
4回目で決定
やる前から、結論が決まっているようなスケジュールですね。
第1回 シールドトンネル施工技術検討会
・検討会の設置について
・ヒアリング(近年の事故発生事例)
・今後のスケジュール
第2回 シールドトンネル施工技術検討会
・ヒアリング
(トラブルや事故の実例、再発防止対策等の方針)
・ガイドライン(骨子案)
第3回 シールドトンネル施工技術検討会
・ガイドライン(案)
第4回 シールドトンネル施工技術検討会
・ガイドライン策定
そもそも、ガイドラインが無いというのは、実際には正確ではなくて、
土木学会の知見が詰まった
【シールドトンネル工事標準示方書(シールド工法編)】
という土木学会が策定したものがあります。
日本の土木工事の知見が集結した土木学会策定の示方書より、厳しいもの、罰則付きのものを
作って順守させようというのでしょうか。
ネット上を検索したら、トンネル示方書の一部を東京都や土木学会がアップしていたので
リンクを張っておきます
東京都
30_08.pdf (metro.tokyo.jp)
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/contract/pdf/30_08.pdf
土木学会
Microsoft PowerPoint – 開削05第4編_施工 (jsce.or.jp)
問題は、あっても守れていないこと、守っても事故が起きること、ではないかと思います。
ここをしっかりと検証していただきたい。
作って終わりにしてほしくないですね。
第1回シールドトンネル施工技術検討会
技術調査:シールドトンネル施工技術検討会 – 国土交通省 (mlit.go.jp)
https://www.mlit.go.jp/tec/tec_fr_000096.html
資料など
- 【資料2-1】相鉄・東急直通線新横浜トンネル工事現場付近での道路陥没について(PDF形式:6,496KB)
- 【資料2-2 】東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事故について(PDF形式:8,338KB)
参考資料
〔外部HP:独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)〕
〔外部HP:東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)〕