コロナで今は、国会・地方議会をお休み、自粛してはいけない理由

コロナで予算の議会を自粛し、質問時間を短くしたり、回数を制限したり、休会したり、する?した?という報道がありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56333990T00C20A3LKA000/

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/587702/

https://www.sankei.com/politics/news/200226/plt2002260021-n1.html

 

そもそも、国権の最高機関は国民の代表である国会です。主権者の代表たる国会がお休みをすることは、この国の権力機構が停止することを意味します。

そのうえで、
国は、三権分立(立法=国会、行政=内閣、司法=裁判所)、地方議会は二元代表性ですから、そのうちの一つがお休みしたり、縮小すれば、相対的に、行政権限が大きくなります。

私は、行政が機能している間は、議会もお休みすべきではないと考えています。

行政の暴走を抑止するのが議会の大切な役割の一つです。

民主主義をしっかりと機能させるためにも、議会は、しっかりとその役割を果たすべきだと思います。

行政の権限がこの間大きくなっていることを考えれば、さらに、議会の役割は重要です。

少数意見を代表し、行政の暴走したときに、それを止められるのは、議会です。

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報道から2020年3月

京都府京田辺市議会:3日から予定していた一般質問で、11人の議員が質問通告を取り下げた。6日以降に開かれる委員会や本会議では質問時間を短くしたり、質問回数を制限したりする方針

滋賀県甲賀市議会:2日の本会議を延会とし、3日の一般質問も休会。

大阪府議会:常任委員会の日程変更。知事質問、16~19日の4日間予定を原則16日の1日。17日の予備日に知事質問ができる余地は残す。

大阪府吹田市議会:6日まで休会。一斉休校に対応するため後藤圭二市長が2日に議会に配慮を求め、本会議や常任委員会を順延。吉瀬武司議長は「質問時間を短くしたらどうかとの考えを持つ議員もおり、休会に反対意見は出なかった」と話す。感染状況の変化を見極めながら、改めて開催予定を判断。

福岡市議会:開会中の定例会を3月2日から9日まで休会し、審議を一部短縮

れいわ新選組は26日、与野党の国会対策委員会に対し、感染が拡大している新型コロナウイルス対策のため、休業補償などに関する第2次補正予算案を編成、成立させた上で、与野党が申し合わせて国会を1カ月程度、休会するよう申し入れた。