「こどもの貧困」というネーミングの巧妙さ

こどもの貧困は、親の貧困にほかなりませんが、【こどもの貧困】と名付けたとたんに、親の貧困が、見えなくなります。

 こども子育て支援金制度と言う名前だと、こども保険ができたことに気づけません。

 多くの政治情報は、執行している行政からの情報がほとんどです。

 お手盛りの部分的な情報だけでは、政治課題の本質が見えない、ということです。

 資材や物価の高騰は、円安や原油高や、ロシア×ウクライナ、と説明されますが、資材が高騰している時に、公共施設整備に巨額の税金を投入し、需要を急激に増やして資材の高騰に拍車をかけていることは、説明されません。

 公共工事の需要が増えれば、公共工事の工事単価が上がりますが、公共工事の工事単価は、マンションなどの固定資産税の算出に使われますので、マンションなどの固定資産税が高止まりし、家賃があがります。

 資材や物価が高騰している時に、巨額な公共需要を増やすから、資材や物価の高騰に拍車がかかり、固定資産税があがって、家賃が上がると言う構図です。

 家賃は全ての物価に影響しますか。

 資材や物価の高騰を円安や原油高などで説明していると、外的要因で仕方ないように見えますが、政治が、公共工事の需要を巨額に積んで、高騰に拍車をかけているのですから、ひどい話だと思います。

 お手盛りの情報を鵜呑みにしてはいけないということです。