道路占用許可が切れていることを知りながら、容認する大田区は、誰のために大田区のルール(条例規則など)を運用しているのか

区民の方から、道路上に産業廃棄物が放置されていて、大田区に言ったが、「それでいい」と言われたとご連絡いただきました。

ルール上は、道路の占用許可・使用許可を取らなければならないけれど、期間が過ぎていたのです。

大田区ホームページ:道路を使用したいとき(道路・公共物占用許可申請・協議書)

 

道路使用許可は、警察
占用許可は、大田区(道路管理者)が出すことになっていて

 

警察は、産廃を撤去するよう業者に申し入れたそうですが
大田区は、それを見過ごし、容認しているように見えたので、おかしいのではないか、ということで、その方からご連絡いただきました。

 

 

実際、占用許可期間を大幅に過ぎているにも関わらず、
業者は道路上で作業をしているのだそうです。

 

 

 

大田区に事実確認に行ったところ

【1】道路占用の許可の期間は過ぎていること
【2】にもかかわらず工事をしているのは知っていること

 

を確認しました。

 

そうなると
区は、許可期間をすぎているのを知りながら、見過ごしていたことになります。

 

区は指導していると言いますが、改善されていなこともわかっていて、

 

気になるのは、
・こうした状況が少なくないことや
・指導しても守らない業者が多いことを
大田区は知りながら、

 

・違法状態を容認していることです。

 

私が、
ひどいなあ、と感じるのは、
区民の法令違反を決めつけ、厳しい指導をする一方で
指導の手を緩めている、と区民から指摘されるような事例があることです。

 

道路を使い工事する届け出をすることは
言ってみれば、誰が、いつ、どこを使って工事をするのかの宣言ですから
安全で、適正な工事を行うことの宣言でもあります。

ここが、いい加減になっているのは問題ですが

加えて、
道路を占用するときは、占用料を負担することになっていますが

占用期間が切れているのであれば、負担すべき占用料の一部を免れているのも
認めていることになります。

とても嫌な気持ちになる事例ですが

区民が大田区に指摘するだけでは、大田区は聞く耳さえ持たないことを知り、

その方の気持ちを想い、切なくなりました。

 

大田区は
区が作ったルールを誰のために運用しているのでしょうか