これで、JR蒲田に着いた車いす利用者等は、ひとりで改札口に上がることが出来るようになります。
さて、改札口まで上がったその次はどうしましょう。
改札口から西口へは、駅ビルのエレベーターを利用してひとりでも降りることができますが、東口に出る時にはそうはいきません。
東口に下りる階段脇のエスカレーターを利用するのであれば、駅員さんを呼んで、階段に設置されているエレベーターを、車いすの乗降のために一旦停止させて、人の流れを止めなくてはなりません。
あるいは、その脇にある数段の階段を降りるためにビルの管理者を呼んで、通常施錠してある階段昇降機を運行していただきそこからエレベーター使って東口に出ることになります。
どちらにしても、車いす利用者は、人の手を介してでなければ、改札口から東口に降りることができないのです。
このことは、「ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会」でも、蒲田駅周辺のバリアフリーチェックをした際に課題としてあがり、提言書にも盛り込んだ内容なのですが、未だに解決していません。
JR蒲田駅は、駅ホームから改札口に上がるエレベーターを作っただけでバリアフリーは完成しないのです。大勢の方が利用する大田区の重要な駅、蒲田です。東口には区役所もあります。
東口駅周辺は、車いす利用者を配慮し、歩道と車道の段差を無くした『ゼロ段差』に補修したところです。
蒲蒲線(JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ路線)の開通とそれに伴う駅ビルの改修も言われていますが、いつ取りかかりいつ完成するのか決まっていませんし、それをまっている間にも多くの方たちが、毎日のようにご不自由なさっています。
蒲田駅のバリアフリー、みんなで知恵を出し解決しましょう!