陥没は大丈夫? 呑川にも巨大下水管!84億円
陥没は大丈夫?呑み川にも84億円の巨大下水管
八潮市、名古屋市など下水管に関わる道路の陥没事故が続いています。大田区矢口でも昨年道路陥没が起きました。八潮市の事故について専門家は、(深さ10mにある下水管は)「直径5m弱あり…穴が空いたところに土砂が落ちた」(穴が空いていたのは)「時間が経っていたのでは」と考察しています。
地表をコンクリートで蓋で巨大化する下水管
この指摘からもわかるように、都市部の下水管は深く巨大になっています。都市化により地表が建物やコンクリートで覆われ、雨水が地下浸透しなくなり、近年の豪雨もあって、下水管に雨水が大量に流れ込むので巨大化しているのです。
大田区では、それでも足りず、雨水混じりの下水が、呑川などに直接流れ出て悪臭等の原因にならないよう、84億円かけて一時的に貯める管を造ります。地下35mに、直径2.4m、長さ2kmの巨大な下水管状の穴を掘るのです。
対症療法の限界
巨大な下水管を造っても、いつか老朽化し、地中を掘れば時間をかけ地下水脈に影響し、陥没を招かないと断言できません。地中深いので把握は困難です。
降った雨が大地に浸透しなければ、地面や植物からの蒸発散は激減し、激減し、都市部の気温上昇の原因にもなります。行き過ぎた開発と対症療法には限界があると思います。