「働く」をタイトルに。副題は、「障がいがあっても楽しく」
障がい者の就労に強い関心と問題意識を持つメンバーが集まり、事前に何度も集まって、どのような切り口でシンポジウムを行うか話し合った結果のシンポジウムでした。
当初は、障がい者の就労シンポジウムというありきたりなタイトルで開催する予定でしたが、現実には厳しく重たいテーマである障がい者の就労だからこそ、明るくなれるシンポジウムにしていこうというメンバーの強い思いからタイトルはシンプルに「働く」そして副題も前向きな「障がいがあっても楽しく」としました。
一部で大田区の就労についての取り組みを。
二部では、ハローワーク、当事者、それを支援したりともに働いている立場などから、障がい者の就労についての姿勢や思い、要望を語りました。
チラシをみた読売新聞の記者が、11月18日土曜日の朝刊の都民版にインフォメーションとして掲載してくださったものの、その他のインフォメーションは時間不足もあり十分に行われませんでした。しかし、当日は用意した席がほぼ満席になり、後部に用意した椅子を出して聞いてくださる方も出るほど多くの方にお集まりいただき、また、他のイベントでいらしていた方が、入り口の看板をみて資料だけ持っていらっしゃるなど、思った以上の反応に、関心の高いテーマであったことをあらためて知らされました。
今回は、自立支援法により三障がい(身体・知的・精神)が一緒になったことあり、障がいの区別無く、取り組みました。
結果として、障がい種別の枠を超え、課題を共有できることにつながり、質疑の場面では発達障がいについての問題提起もなされるなど今後の方向性も示唆されたシンポジウムとなりました。
初回は、障がい者の就労についての、概観的な現状把握と問題提起としては一定の意味のあるものとなりましたが、いらしてくださった方の多くが継続的に取り組んで欲しいと望んでいることがアンケートからもわかりました。
開催にかかわったメンバーも、是非今後も継続的に障がい者の就労に取り組んで行きたいと考えています。