「GID性同一障がいとは」

 NPO法人大身連の夏季研修会に参加しました。

 研修会では、毎年、講師を呼び、講演会を行っています。ここ数年、障がいを持った当事者の方の講演が続いていますが、今年の講演は特に印象に残る講演でした。

 「GID障がいとは?」という題で講演したのは、聴覚の障がいを持つ緒方れんさん。GIDは、Gender Identity Disorder の略で、生まれつきの性別と本人が自覚する性別が異なる障がいを言います。
 れんさんは、ご自身が聾とGIDの二つの障がいを持っています。
れんさんは、聾のご両親の元=聾ファミリーに生まれています。子どもの頃は、外出した際に親と話すと周囲の人から特異な目で見られたりこそこそ話されたりするのが嫌で、ご両親から離れて手話で話さなかったそうです。
 GIDという障がいについても、アメリカ行き同じ障がいを持つアメリカ人と出会って自分自身を出せるようになったそうです。
 しかし、ご両親に理解してもらうことは容易ではなかったとも話されていました。れんさんから打ち明けられたあとしばらく口を聞いていなかったお父様が、れんさんの「おとうさんは数ヶ月悩んでいるけれど私は二十数年悩んできた」という言葉に理解を示して下さったそうです。聞き互いを尊重する良いご家族だと感じました。
 
 自分のなりたい自分を率直に表現できるれんさんの前向きな生き方は、とっても素敵です。

 GIDという障がいは、私には知識でしかありませんでしたが、お会いして話している私とれんさんとの関係に、GIDは何も影響しないのだということに気付かされました。

 研修会でれんさんと出会えた事に感謝しています。