中皮腫じん肺アスベストセンター主催

 大田区立梅田小学校の体育館建設のために東京都から取得した土地に、アスベストの含有廃建材が放置されていた問題や、大田区営住宅のひる石の除去の問題など、アスベストにかかわる問題で相談にのっていただいている「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」が主催した講演会・シンポジウムに出席しました。
 
 昨年のクボタの公表以降、アスベストに対する意識が高まり、除去工事が増加しています。
 自治体などでも、積極的に吹きつけアスベスト(飛散性アスベスト)を除去しようという姿勢をとっていますが、特に、子ども関係の施設が休みに入るこの夏には除去工事が集中することが心配されています。

 工事の増加が予想される中、アスベスト除去工事は儲かると言うことで、新規参入する業者も多いのが現状です。昨年の7月以前には2000人だったアスベスト除去の資格者は、現在、25000人から30000人の10〜15倍に増えているとも言われています。
 長年アスベスト除去工事に携わっている知識も経験もある事業者でも、ヒヤヒヤする場面はあるといいます。新規参入の事業者や、新規資格取得者であっても、マニュアルどおり、法令に定められたとおりに除去作業が行われれば良いのですが、必ずしも、そうした業者ばかりではないのではないかとアスベストセンターでは警戒しています。
 先日私は、石綿作業主任者技能講習を受講しましたが、わずか2日。10時間の座学だけでアスベスト除去の専門家になることができるとするならば、私もその一員になってしまいます。
 しかし、私は、現場で建築作業をしたことも無ければ、アスベストを取り扱ったこともありません。
 講習は知識習得のためのひとつの手段であり資格取得のための方法ですが、現場
での安全な作業のためには、模擬訓練も必要で実際に行っている事業者もありました。

 一方で、現在の吹き付けアスベスト除去工事の業者選定の際には、指名基準を持っていないのが現状です。
 例えば、神奈川県の土地建物保全協会は、県から受注した県立高校や県営住宅のアスベスト関連修繕工事の発注に先立ち、同協会の登録(有資格者)業者を対象に先日私も受講した「石綿作業主任者」などの資格者の有無と加工5年間のアスベスト関連工事の受注状況を予備調査します。予備調査の結果に基づき、資格者などを確認でいた業者の中から指名することにしています。