「幼稚園選びにまよったら」by おおたde子育て
幼稚園の教師をしていた友人が作った大田区の幼稚園情報誌、初代「幼稚園選びにまよったら」が、今年の4月にリニューアル&バージョンアップしています。
今回作成した方と、最初に「幼稚園選びにまよったら」を作成した友人に会い、お話しをうかがいました。
情報はあふれているが振り回されている状況のなか、自分をしっかり持って選択することが必要性でそうした助けになればという気持ちで作成していらっしゃるということでした。
インターネットで情報を入手することは比較的容易になりましたが、それでは、欲しい情報が得られるのかといえばそこはなかなか難しい状況です。そした状況で、沢山ある情報のなかから、必要な部分をピックアップし、また、不足している部分を手間隙かけて補っただけのことのある情報誌です。
この冊子の優れているところは、
◎一定地域(大田区)が網羅されていて一覧性がある
◎現役ママの視線で作られている
◎幼稚園の情報だけでなく、子育てをするうえでのアドバイス的な要素も盛り込まれている
ところです。
一方で、親同士、子供同士のつながりが必要で、今後は、地域の子育て支援グループの紹介などもしていきたいということでした。
例えば、アメリカの一部の都市では、学校と地域を結ぶハンドブックが民間企業の支援を受け、PTAやNPOによって編集・発行され、学区内に全戸配布されています。
私の持っているアメリカのニューヨーク州エッジモント学区のハンドブックでは、地域と学校の連携・協働の具体的な視点や方策を、次のように示しています。
・教師と保護者により、学校情報を公開する
・地域情報や生涯学習に関する施設や団体の情報を提供する
・小・中・高校の学校生活に関するルールが掲載されることで、地域と学校だけでなく、学校間の情報交換の場となっている
・子どもの学校外の活動プログラムなど生涯学習を支援している
・PTAや地域住民を学校支援ボランティアとして受け入れるハンドブックとしても役立っている
「幼稚園選びにまよったら」が、今回の発行で終わることなく、地域でのつながりを作るきっかけになる冊子として展開させて欲しいと思います。