20年度の第四回定例会に、十分な説明のないまま資源収集費用の増額補正予算が計上されてから、資源化コストや体制が気になり、注目しています。

 区民の皆さんは、資源回収の日に、路上に資源回収車を止めて資源を袋から取り出していたり分別していたりするのをご覧になったことがありませんか? 

これは、大田区が、資源収集の際、集積所に収集車を止めて、袋に入っているビン・缶・ペットボトルなどの資源を袋から取り出し、色や素材ごとに手で分けて収集するよう委託収集業者に書面で指示しているために行われていることです。

 ところが、一方で大田区は、収集業者に対して、キログラム当たり30円から60円の分別費用を別途支払っているのです。

【資源の分別費用は二重計上?】
 分別を路上で行うことを書面で指示することが、道路交通法上どのように解釈されるのか、正確なことはわかりませんが、少なくとも、常識では、路上で作業しなさいと行政が指示するなど考えられないことです。

 分別は路上で行わず定められた処理場で行い、速やかに収集すれば、収集にかける車の台数も少なくてすむはずのところ、分別しながら収集しているのでは、収集車の台数も多くなり、その分収集コストもかさむのではないでしょうか。

 収集費用が余計にかかる上、分別費用も別途支払っていて分別費用が二重計上されているようなものです。

【年々、増え続ける資源化費用】
 資源化費用は、平成19年半ばのプラスチックを可燃ゴミにして以来、資源総量は減り続けているにも関わらず、形を変え様々な名目で年々増え続けています。

 今年も、4月から、収集車両単価を上げていますが、その理由を区は、未だきちんと説明することができずにいます。

 先日、パッカー車と呼ばれるいわゆるゴミを圧縮して集める車が資源を収集していたので見ていると、圧縮する中に段ボールを入れ、後部に、ペットボトルを入れた大きな袋とトレイを入れた袋を載せて走っていました。

  これだけ見ても何がおかしいのか区民の皆さんはお気付きにならないと思いますが、収集計画や車の支払単価と照らし合わせると「オヤ?」と思われるのではないかと思います。

 大田区は、パッカー車で運ぶ資源を一回目は団ボール。二回目は、ペットボトルと説明してきました。

  しかし、これまで、荷台つき小型トラックで運んでいたトレイもパッカー車で運んでいるのです。

 パッカー車は、ゴミを圧縮するという特殊な機能がついているため、小型トラックより一台当たりに支払う車両単価は、高くなります。

  区に計画と収集体制が違うことを指摘したところ21年度から変わったと言います。

①単価の高いパッカー車で運ぶことにした理由は何でしょうか?
②その分トラックの配車台数は減っているのでしょうか?

 コストの高い車で運ばなければならない理由を説明することなく、区は、収集方法の変更を行なってます。

【透明性と説明責任を果たせない大田区の清掃行政】
 これらについて、4月15日の委員会で指摘し、説明を求めましたが、5月13日の委員会においても、納得のいく説明は得られませんでした。

 大田区の一般会計約2100億円のうち、5%弱の約100億円が、ゴミの収集運搬やリサイクルなどの清掃費に使われています。

 ゴミは減っているのに、清掃工場でゴミを焼却するための費用が年々増えていることを問題視してきましたが、大田区でも資源量全体としては減っているにもかかわらず、平成19年から処理単価は、毎年あがり続けています。

 しかも、区民にも議会にも見えない形で・・・。 

 区政の透明性確保と説明責任のとれない大田区の清掃行政には大きな問題があります。  


なかのひと