オタワ会議に関する式典に出席したのですが、式典終了後、参加した各国から来た報道関係者など約200名と共に地雷除去作業のデモンストレーションを見学するために、クメール遺跡近くの現場へ移動しました。現場は、既に地雷除去を終えているのですが、デモンストレーションのために除去作業現場を再現してありました。
作業は、まず、茂った植物を伐採するところから始まりました。
これまで、地雷除去作業に使用されてきた重機は、主に、除去作業に入る前に茂った雑草を除去するためのものでした。しかし、今回のデモンストレーションの際に披露された、山梨日立重機が開発した新しい重機は、伐採と同時に地雷の除去(その場で爆発させる)も行うことのできるものでした。この重機の開発により、作業効率と安全性が飛躍的に高まることが期待されています。
伐採後、地面に埋められた地雷を探査する作業を見学しました。
地雷探査現場を横1.5m縦30cmほどに細かく区切り、区切った一こま一こまに金属探知機をかけて、地雷の無いことを確認しながら進みます。
確認作業には、地雷犬とよばれる地雷探査のため、特別に訓練された犬を使用していました。
他に、地雷探査としては、金属探知機を使用します。
しかし、金属探知機の場合、細かな金属など、地雷ではない金属にも反応してしまうため、作業が煩雑にります。また、人が持って使用する金属探知機の場合使用する人にも危険が及ぶなどの問題もあります。この、人への危険を排除するために、リモートコントロールで作業できる金属探知機が開発され、デモンストレーションの現場でも紹介されていました。
*山梨日立重機が開発した新しい重機