30周年を記念したパーティーに参加しました。
大田区立男女平等推進センター「エセナおおた」は、誰もが自分らしく、私らしく生きられる社会“男女共同参画社会”を実現するための大田区唯一の拠点です。
最近では、内閣府特命担当の川上陽子大臣(少子化対策、男女共同参画)が、就任直後に視察に来るなど、自治体男女平等施設としてその活発な活動が注目されています。
当日は、30年間の活動に関わった約100名が集まりました。
内閣府からは、内閣府男女共同参画局の坂東久美子局長がお見えになりました。
現在、全国の多くの男女平等関係の施設は、人の集まらない閑散とした施設、あるいは、人が集まってもその目的は壇上平等から離れ、単なる貸し館化しているそうです。そうしたなか、「エセナおおた」が、年齢を問わず、多くの市民に男女平等を啓蒙していることを非常に評価していらっしゃいました。
一方で、男女平等・男女共同参画をすすめていくためには、啓蒙活動だけでは、不十分であり、今後の課題が企業との連携や政治への働きかけであることは、「NPO男女共同参画おおた」も当然自覚していることであり、今後の課題としていることでもあります。
私も、「エセナおおた」の運営スタッフとして活動していたこともあり、政策の中に共同参画社会を推進していくための仕組み(たとえば、CSRを事業者選定の基準に取り入れるよう提案し続けていますが、「政策入札」を導入し、その基準に子育て支援や育児退職後の職場復帰をしやすくする制度などを評価する)を、今後も提案していきたいと考えています。
先日の議会では、産業経済部が、新しい制度融資として子育て支援などのしくみを作る企業に優遇融資をしていくことを考えていると言っています。中小零細企業には、取り組み困難と言われていますが、是非、男女共同参画社会推進の後押しとなる制度にして欲しいものです。