松原区長はご自身に限った「多選自粛条例」を自ら制定しています。長くても12年の松原区政は、既に2年目に入っていて、この10か年基本計画は、今後再選され続ければ、松原区長の在任期間のマニフェストと位置づけられると言ってよいでしょう。
◆◆それでは、基本計画とは何でしょうか◆◆
自治体は、さまざまな政策をつくり、事業を執行しています。
これらの政策や事業の基本方針となるのが、総合計画です。
総合計画には、
・長期的な自治体のビジョンを示し、自治体の憲法と位置づけられ、地方自治法により議決が定められている「基本構想」
・基本構想で示されたビジョンを基に、これからのまちの姿を示し、その具体化のための基本的考え方と、 施策の方向性を示した「基本計画」
・そして具体的な事業示す「実施計画」があります。
多くの、特に都市部の自治体では、これらの3層から構成される計画に従い自治体運営を行っています。
大田区では、松原区長にかわり新たな「基本構想」を策定し、今年の第三回定例会において議決しています。
今回の「基本計画」は、新たな20年後の大田区を示した「基本構想」に基づき策定された10年後の大田区の姿とその具体化のための基本的考え方と、 施策の方向性が描かれているものです。
◆◆読むにあたってのポイント◆◆
1.自分の活動や問題意識を持っている分野についてみてみよう
2.現在の課題・問題意識を思い起こしてみよう
3.それらの問題意識の上に「長期計画」がたっているのか確認しよう。
・問題意識として何が足りないか
・あなたと異なった問題意識になっていないか
4.問題意識を思い起こしたら、その問題が10年後にどうなっていたらよいか思い起こしてみよう
・それが、10年後のビジョンになります
・10か年計画にそのビジョンがなければ、パブリックコメントで提案しましょう
5.あなたの思い描いた10年後のビジョンを実現するためには何をすべきか。何が必要か考えてみよう。
・これが、政策になります
・優先順位も考えてみよう
・10ヶ年計画になければこれもパブリックコメントで提案しましょう
6.他の分野についても同じような方法で読んでみよう
◆◆パブリックコメント◆◆
基本計画について意見をいう機会があります。
大田区では、下記のとおり、パブリックコメントを募集するとともに、意見交換会を開催します。
基本計画の素案は
大田区役所(2階区政情報コーナー・5階企画財政課)
特別出張所・区民センター ・ 文化センター・ 大森東地域センター
池上会館・萩中集会所・区立図書館・文化の森情報館・ エセナおおたでみることができます。
◆区民意見公募手続き(パブリックコメント)
日時:20年12月11日(木)〜21年1月7日
◆意見交換会
日時:平成20年12月18日(木)18時から20時まで
場所:エセナおおた 3階 多目的ホール