十分な審議のために

議案提出日に審議/採決

 今日は第一回定例会の最終日でした。

 定例会最終日に区長より議案が送付され、当日「健康福祉委員会」「生活産業委員会」が開催され、審議がなされて、本会議場で決定されました。

 通常、議案の送付は、会議の開始前に余裕をもって提出されるのですが、国民健康保険の定率減税廃止に伴う激変緩和措置と自立支援法開始にあたり、精神障害者の医療負担の問題などの議案が、審議・議決当日、提出されました。

 本会議前の議会運営委員会において、初めて区長・助役による議案の提出と議案内容の説明が行われました。
 その後、本会議を中断して委員会を開催し、審議を終結しました。

 今回、議案の提出が遅れたのは、国の制度改正を待ったからということでした。
 
 しかし、細かな数字の確定を待たずしても、議案の内容だけでも伝えることも十分な審議のためには必要なのではないでしょうか。

 一方で、国の自治体への連絡の遅さも目に付きます。
 
 今回の障害者自立支援法にしても、介護保険の改正にしても国からの情報が遅いため自治体としてとるべき手段に取り掛かれないという説明を区から何度も聞きました。
 
 国の制度改正等が、自治体に負担を強いるスケジュールで行われている現状は問題です。
 また、自治体としても、今後、十分な審議のための方策を考える必要があると考えます。