「ビッグイシュー」は、1991年に英国ロンドンで始まったホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業です。
雑誌(200円)を販売することでホームレスに収入を得る機会を提供しています。
最初、販売者(現在ホームレスか自分の住まいを持たない人)は、この雑誌10冊を無料で受け取り、その売り上げ2000円を元手に、以後は、1冊90円で仕入れます。200円で販売した差額の110円が収入になります。
第3号の目次から記事のタイトルを拾ってみると・・・
●インタビュー
古めかしくなんかない、未来的なんだ
−トラヴィス
●危険なおもちゃの国
−世界の工場・中国のスエットショップ
●特集 若者とエイズ
エア・ポケット、ニッポンの、いま、そこにある危機
静かに潜行するHIV/AIDS
●世界・アジア・日本 食糧自給率
−100%以上のアメリカ、フランス、オーストラリア、
自給率向上のイギリス、ドイツ、減り続ける日本
等々。他にも、読者のオピニオンコーナーあり、書評あり、映画の紹介ありと200円にしては読みでのある雑誌です。
一見『TIME』風?の表紙。ページを開くとカラーの写真やイラストが多用されていて読みやすい、とは私の感想。
販売者は、雑誌販売中の行動規範についての同意事項があります。販売場所やIDの提示などの他は、販売者の品位や販売行為の質を守るための、酒や薬物の影響を受けたまま売らない。市民の邪魔や通行の邪魔をしない。信頼を落とすような行為をしない。などの内容が並んでいます。
販売者の紹介コーナー”今月のひと”で紹介されていた販売者の目標は「世間一般の中にもどる」ことだそうです。
私が初めて手にしたのは、日本版第3号。
第4号は、今日、1月8日発売予定です。今度の土曜日にも、また、新宿に行く予定がありますので、販売者に出会えたら購入しようと思っています。