災害廃棄物受け入れに伴い測定を始めたアスベストですが、世田谷清掃工場で0.64本/ℓ検出されたのに続き、光が丘清掃工場でも0.26本/ℓ測定されました。
世田谷清掃工場では、6月11日の週に12t、18日の週に12t女川町からの廃棄物を受け入れ焼却しています。
一部事務組合では、災害廃棄物由来であるとはしていませんが、そうなると生活ゴミにアスベストが混入したことになります。
私は、被災地の廃棄物置き場を何度か施設していますが、無造作に置かれた鉄骨に飛散性アスベストが付着していた(持ちかえり測定済)のも確認していますし、津波で流された産廃(建材など:アスベスト使用建材も含まれる)一廃が渾然としている状況で、分別は現実に不可能だと発言してきました。
一部事務組合は、アスベスト対策をすると発言してきましたが、結果として、焼却した廃棄物からアスベストが排気に混ざって排出されたわけですから、今後の廃棄物のアスベストについて、23区民(のみならず周辺住民に対しても)に理解を得られるよう、その由来について説明するとともに飛散防止策を講じる必要があるでしょう。
一部事務組合が災害廃棄物由来を認めないのであれば、今後も継続的に、排気のアスベスト測定は行っていくべきです。