「母親が歩いて見た学校案内」

フレンズ 帰国生 母の会発行

 以前、週一度ボランティアで活動していた「フレンズ」が、今年も「母親が歩いて見た学校案内」を発行した。
 
 私も、メンバーとして活動していた時には、担当学校を訪問し、校長先生や帰国生担当の先生、また、受け入れている帰国生から、直接話を聞くなどして記事を書くなどして学校案内作りに携わった。

 今年は、1984年に創刊して20年になるのを機に、これまで無かった小学校の情報を加えた改訂版になっている。
 
 私自身、長男が小学校4年生の時に帰国してるが、受け入れ校の情報は限りがあり、結局、自分自身の足で歩いて確認しなければならなかった。
 結局は、子ども自身、保護者自身の目で見て決めることであるが、どういった選択肢があるのかという情報を提供できるようになったことは大きい。

 インターネットにより、いつでも、どこでも情報を取り出せるようになる一方で、あるテーマに基づいた、一覧性のある情報を入手することが、困難になっていると感じている。
 願書もインターネットで取り寄せられるようになっている今、「フレンズ」へのニーズは、設立当初とは大きく変わってきている。
 しかし、バブル期より多い、1万人強の小中学生が毎年帰国している今、同じ体験をした保護者だからできることは、まだまだ多く、フレンズの今後の活動に期待している。