議案は紙で送付されているため、内容を説明するのが手間でしたが、提案した結果、来年(2012年2月)の第一回定例会から、議案上程と同時に議会のHPに議案がアップされることになりました。
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議案がHPにアップされると
どのようなことを議会で審議しているのか分かる
だけではなく、
送付された議案だけで、賛否を決めることがいかに難しいか。
も分かっていただけると思います。
議案の中味を良く知った上で、その周辺状況を調査して判断(賛成or反対or継続)するためには、情報が欠かせません。
そして、その情報の多くを行政がもっていますが、すぐに出てくるとは限りません。
①情報公開条例に基づき開示請求しなければならない。
②開示請求しても非公開になる。
③こちらが必要だと思う方法でデータをとっていない。或いは、データはあるが加工に時間がかかり、必要な時に必要なデータを入手できない。
議案送付から、議決までの限られた時間の中で、議案の調査を行い判断することは簡単なことではありません。
しかし、行政からの一方的な説明だけで、賛否を判断していくことが、今の議会ひいては日本の政治を形骸化させていると考えています。
残念ながら、議会の内部での議論は十分でないどころか、実質意見表明だけで、議論さえせずに決められることも少なくありません。
議会の活性化には、議員の意識改革も必要ですが、区民が区政に関心を持っていただき、現状を知っていただくことも大切だと考えています。
そこで、議案をデータで公開したいと提案したところ、2012年第医回定例会から、議案が大田区議会のHPに掲載されることになりました。
残念ながら、現在の大田区議会は、
①実況中継していない
②平日の昼間に開催しているため傍聴に行きにくい
③傍聴に行っても、資料も配布されず、何が取り上げられているのかわからない
といった課題がありますが、そのうちの③の一部が改善されたことになります。
送付された議案を見ただけでは、その内容がわからないことも少なくありませんが、少しずつでも議会を開かれたものにしていきたいと思います。