東京都は、臨海部(城南島)でリサイクル施設整備事業を行う計画を発表しました。ガス化溶融発電施設や建設廃棄物リサイクル施設などの事業者が次々と決められています。
このスーパーエコタウン事業は首都圏の廃棄物問題を解決しようと国の都市再生プロジェクトの一環として行うものです。
廃棄物処理と言えば、安全性が気になるところですが、これらの施設は*環境アセスメントを受けていません。(*環境アセスメント:大規模な事業を実施しようとする事業者が、事業計画を策定する段階から、事業の実施により事業予定地やその周囲の地域に及ぼす環境への影響について、あらかじめ調査・予測・評価するとともに、 環境保全のための措置を検討し、この措置が行われた場合、事業の実施が環境に及ぼす影響について総合的に評価すること)
都の条例で、床面積が3000㎡以下の施設は環境アセスメントを提出する必要がありません。実際、城南島に建設されている産業廃棄物処理施設の床面積は3000㎡未満になっていて環境アセスメントを免れています。
一施設だけで環境アセスメントを考えるのではなく、スーパーエコタウウン事業という事業全体でとらえ環境評価を行っていけないものかと考えます。
この城南島の産業廃棄物処理施設については、大田・生活者ネットワーク環境部会が調査し、取り組んできました。