食品リサイクル・介護保険・障がい者福祉

第一回定例会・予算特別委員会

 第一回定例会・予算特別委員会が始まりました。
 
 今回、生活者ネットワークの代表質問のなかで取り上げたのは、環境問題と高齢者問題です。
 環境問題は、ごみについて。特に、学校の給食の残渣のリサイクルについて、子どもの環境学習にもつながることから、バイオマスエネルギーへの転換を提案しました。
 リサイクルは、ただすればよいものではなく、ごみの総量を減らすこと、また、環境に負荷を与えない形でのリサイクル方法を選ぶことなど、その中味が問われます。単に堆肥化することで、不用な、役に立たない肥料を作ってもそれは、肥料という名のごみを増やすことにしかなりません。
 リサイクルをしていれば環境にやさしい、という時期はもう通りすぎなければなりません、。

 また、答申が出された介護保険に、要支援など、介護度の低いステージを無くそうという動きがあることを危惧し、区の姿勢を確認するためにも質問を行ないました。
 介護度が低い部分を切り捨てることで、財源を確保しようというのがその狙いであるかもしれませんが、介護度を進ませないためには、初期からのケアが需要な位置を占めており、安易に切り捨てることで、結果、コストを上げることにもつながりかねません。単なる足し算、引き算にしてはいけません。
 
 今回は、こうした介護保険への要望に加え、高齢障がい者の施設の整備について提案・要望しました。特に、聴覚障がい者は、コミュニケーションの手段が手話であるため、聴覚障がい者同士の入所施設の必要性が叫ばれています。区長の答弁は、手話の出来る介護者を置くというものでしたが、ケアを受ける際のコミュニケーションだけではなく、日常の会話こそが重要であり、聴覚障がい者同士がコミュニケーションのとれる入所施設の確保は、重要な課題であると考えます。

 今日は、思いもかけない寒い雪の日でした。そういえば、3月20日前後。大学の入試発表の時期には、良く雪が降りましたね。弟の入試の結果を、待っていたのが雪の日だったのを思い出しました。