総務財政委員会より

 平成17年度から総務財政委員会に所属している。
 
 本日の委員会において、公認会計士などに委託し行っている行政経営診断の結果を受けた取り組みの成果についての報告があった。
 
 建設工事の仕様書に付けられる設計図書(使用材料の詳細が記載されている図面)を異なった視点で点検するようにしたことにより4200万円もの経費削減が実現したという。
 機能や強度を低下させることなく、安価な材料に変更可能かどうかという視点で点検するという工程を加えたことにより経費削減が可能になったそうだ。

 この日は、他に経営改革プランに基づく各課係りのミッションと年次計画の報告もあった。
 経営改革プランそのものが、経営的な視点からの業務点検によるスピード化効率化コスト削減化を目指すものであるから、年次計画の視点がスピードとコストなのは当然なのかも知れないし、ましてや行政経営診断そのものも、民間の手法を行政経営に取り入れ活かしていくことが目的であるから、VE(バリューエンジニアリング)の導入になるのだろう。

 そうは言っても、建物の価値は機能だけでははかれませんし、サービスもスピードとコストだけでは評価することは出来ない。
 建物には、デザインや文化的な価値はどこで検討されていくのか非常に気にかかる。
 
 確かに、区役所の中をのぞいてみると、民間感覚からはかなり離れているなと感じることもある。
 こうした業務の見直し点検などは、民間では、私が勤務していた頃はやりだったように思いますから、いまさらといった感もある。

 遅れを取り戻すことに懸命になりすぎて、本来の意義(=ミッション)を見失うことの無いよう望む。

 また、説明の通り代替可能な材料により4200万円もの経費削減が出来てしまうのなら、これまで、どれほどの無駄があったということなのだろう。