(12/14大田西地域行政センター)

 大田区基本構想審議会は、全体会、そして、3つの分科会(第一分科会:都市基盤・産業/第二分科会:保健・福祉、子育て、教育/第三分科会:地域力、国際化、環境、区政体制)において基本構想と基本計画の策定に向けた審議が行われています。
 
 12月14日、大田区基本構想審議会の第一回目の区民意見公聴会が大田西地域行政センターにおいて開催されました。
 これまでの審議会での検討内容と基本構想策定のために行ったアンケート結果の報告の後、意見交換を行いました。

 主な意見とそれに対する委員(主に各部会長)の意見・コメントは次の通りです。
◆区民意見
マンション紛争の経験から地区計画策定をしている。大田区は住民参加に積極的ではない。緑・景観に対する考え方が消極的。大田区を「住みやすい」とする住民が多かったアンケートの結果は、住民が作った環境。

◇中井第一分科会長
まちづくりには、どのまちにも共通に考えなければならないことと、それぞれの地域に沿ったまちづくりの二つがある。大田区のまちづくりがこれまで住民主導でなかったのはそのとおり。町田市などでは、市民からの提案制度を標準化している。
大田区の景観のテーマには二つある。
東京を代表するとも言える羽田空港の景観整備。そして、その町の健康をあらわしイメージとなる地域の景観。

◇青山基本構想審議会長
中井先生の言うとおり。20世紀は「効率性」を求めたまちづくりだが、21世紀は「快適性」が求められる。
今後、まちづくりの進め方は、TMO(タウンマネージメントオーガニゼーション)が良いのか、まちづくり協議会が良いのか、行政主導が良いのか考えていかなければ・・。

◆区民意見
基本構想に「区民の責任」と言う言葉があるが、自己責任が強調されている。力の無い、障がいのあるものや女性、高齢者などが阻害されるのではないかと感じる。
基本構想審議会の男女比はどのくらいか?(委員17名中、女性7名男性12名。審議会の中では女性比率は高い)

◇青山会長
20世紀は市民が意見を言う存在だったが、21世紀は市民が担う時代。市民自らが考え行動するという意味で使っている。
NPO(ニューパブリックマネージメント)など行政と市民が縦の関係から、行政と市民が対等なガバナンスという考えに変わっている。

◆市民意見
宅地の細分化などにより緑が減少している。大田区は、23区で唯一都立公園の無い区。小さな公園は多いが迷惑施設として位置づけられている面もある。民地の緑の保全が重要であり、緑を作り出さなければ。

◆行政だけではなく、区民もコーディネート機能を担っていかなければならない。

◇市民の力を活用する場面作りの工夫をしていきたい。
◇ボランティアにかかる負荷を考えていかなければならない。一方的に任せるのでは負担がかたよる。参加しやすい状況を作るべきである。

◆都民の40%がマンションに住んでいる現状がある。マンション住民の地域力や自治を明確にすべき。
防災の観点から高層建築物について考えるべき。

◇地域ごとに高さは議論すべき。高層建築物は地震など災害時に水が止まるので備蓄のしくみも考えるべき。

他にも、区役所の縦割り体制について、環境問題からの自転車利用の促進は放置自転車につながるのでは、外国人の生活支援についてなど様々な意見・感想が出されました。

 これらの意見を参考にしながら、今後の審議会の議論をさらに深めていきます。

 尚、区民意見の公聴会は、あと3回開催されます。ご意見をお待ちしています。
 *これまでの審議内容などはこちらから見ることができます
 
第2回 平成19年12月27日(木曜日)午後1時から3時まで
男女平等推進センター エセナおおた
所在地 東京都大田区大森北四丁目16番4号
交通アクセス JR京浜東北線 大森駅下車徒歩7分

第3回 平成20年1月10日(木曜日)午後6時から8時まで
萩中文化センター
所在地 大田区萩中一丁目7番30号
交通アクセス 
京浜急行空港線 糀谷駅下車徒歩10分
蒲田駅東口より京浜急行バス羽田空港行(萩中経由) 蒲田女子高下車徒歩1分

第4回 平成20年1月12日(土曜日)午後1時から3時まで
大田区役所本庁舎2階
所在地 大田区蒲田五丁目13番14号
交通アクセス
JR京浜東北線、東急多摩川線、池上線 蒲田駅東口から徒歩約1分
京浜急行線 京急蒲田駅西口から徒歩約10分


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