アレルギー疾患に関する調査から見えてきたこと

生活者ネットワークでは、アレルギー疾患に関する調査を行い都内に
住む6400人から回答をいただきました。

もう、終わりに近づいていますが、花粉症に悩まれている方も、多い
のではないでしょうか。

アレルギー症状を持つ人は増えているといわれていますが、同感します
かという問に対し、ほぼ、全員の方が、アレルギー症状を持つ人は
増えていると思うという回答をいただきました。

このアレルギー症状が増えている原因の1位には、化学物質の多用、
2位に大気汚染、3位には食生活の変化があげられましたが、複合汚染
を指摘する声も数多くありました。

こうした原因に対し、多くの人は、食べ物に気をつけたり換気をしたり
掃除をまめにするなど、日常生活でできることはしていると答えて
いますが、個人でできることには限界があります。

今後は、情報公開を進め、また、原因究明の研究により、健康被害の
恐れのある物質について、発症のメカニズムや複合汚染のリスクの
解明が待たれます。

また、1999年に東京都が行った全域3歳児実態調査では、アレルギー
疾患のある三歳児は、4割を超えました。これは、全国調査の結果と
比べても高い有症率です。

昨年、東京都で化学物質ガイドラインが策定されました。これまでは、
体重50キログラムの男性を基準にしていましたが、これでは子どもに
あわないということで、私たちが提案してきたことです。このガイド
ラインに添って、新築、改築する建物だけでなく、今ある保育園や
学校等のも早急に調査し改善する必要があると考えます。

大田区は、大きな幹線道路の何本も走る大気汚染の状況のよくない地域
です。原因究明のための調査研究とともに、環境の改善による、アレル
ギー対策が急がれます。