演説会に手話通訳を

 今回の統一地方選挙において、大田・生活者ネットワークは、2回のの街頭演説会に手話通訳をつけました。
 手話通訳の依頼をする時期と前後して、大田区聴覚障害者の参政権保障委員会からお手紙をいただき、大田区の聴覚障害者が、『大田聴覚障害者の参政権保障運動』に取り組まれていることを知りました。
 
 選挙期間中、あちらこちらで、やかましいほどに繰り返される候補者の訴えを、聴覚障害を持つ方たちは聞くことが出来ません。候補者を選ぶに際しての基準は、看板に張られたポスターと選挙公報だけなのです。
 私も演説は聞いていないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、聞こうと思っても聞くことが出来ないのと、聞かないのは違います。 
 私と内田秀子との合同街頭演説会の時に手話通訳の方をお願いしたのですが、皆さん非常に熱心に聞いてくださいました。偶然、通りかかったのではなく、何時、どこで、どの候補者に手話通訳がついているという情報でわざわざ来てくださっているのです。
 
 私も、自分が候補者になって政策をお伝えする段になってはじめて、聴覚障害を持つ方たちの参政権が守られなければならないということを実感しました。
 みなさんの中にも、初めてこうした問題に気づかれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 今回の区議選では、候補者66人中、5人の候補者に手話通訳を配置したそうです。1週間の選挙期間中、せめて、どの候補者も1度は手話通訳をつけた演説会を企画し、聴覚障害者も政策を聞くことのできる機会を確保する必要があります。