有明の国際展示場「東京ビッグサイト」で、10月15〜17日まで開催されていた【第30回国際福祉機器展H.C.R.2003】に行きました。
 
 ”老人と障害者のための”と副題のついているこの展示会は、広い会場を①福祉車両②ベッド用品③移動機器(リフト)④移動機器(車いす)⑤情報(出版物)⑥入浴用品⑦在宅・施設サービス経営情報システム⑧コミュニケーション機器⑨日常生活用品⑩おむつ用品⑪トイレ用品⑫建築・住宅・施設用設備などのテーマに分けて展示していました。
 
 少子高齢社会が進んでいく中、誰もがくらしやすいまちづくりをめざし、また、毎日の生活の質(Quority Of Life)を向上していくには、福祉機器の力が欠かせません。

 前述のように、多岐にわたる展示機器の中から、段差解消機・トイレ・音声誘導システム・聴覚障害者用受信装置などを見てきました。

【段差解消機】 
 JR蒲田駅から東口に出る際に使用するパリオに設置してある段差解消機は、現在、ビルの管理者を呼ばないと使用できません。なんとか、利用者だけで使用出来ないものかと、段差解消機販売会社の方にうかがってきましたが、建築基準法に基づいて駅ビルに設置されているため、ビルの管理者無しで使用することができないことがわかりました。
 
 モニターによる監視がある場合には、利用者のみの操作で使用することが出来る特例があるそうですが、その場合、モニター設置、監視者の人件費など、新たにクリアしなければならない問題がでてきます。
 
 蒲田駅東口を通る際に、段差解消機の使用のために待っている方を見るたびに、管理者を待たずに使用できないものかと考えています。

【音声誘導システム】    
 他、特に印象に残ったのは、カメラが白杖を捕らえると、音声案内が放送されるシステムです。
 ご一緒した視覚障害を持つ方と試したのですが、白杖を正確にとらえ、白い傘にも反応しませんでした。
 
 日進月歩の福祉機器ですが、当事者の使い勝手の良いものでなければ、せっかく設置してもその効果が充分に現れません。
 施設の建設やまちづくりに際し、バリアフリーチェックをすることは、最近の大田区でも行うようになってきました。
 こうした機器の導入やバリアフリーのチェックは、設計の段階で当事者が関れることが必要であると思います。