おおた環境・福祉展「やさしいまちづくりの会」出展③

 今回のおおた環境福祉展では、浅野さんの講演のほかに、
・ブースでの展示
・ブースを使っての車いす点検
・自助具の紹介
・一階のステージを使っての視覚障がい者の生花紹介
・同じくステージで、夏に社会福祉協議会が夏体験ボランティアとして行った放置自転車点点検の発表
に取り組みました。

【自助具】
 自助具は、不自由な手にも持ちやすい形に加工のできるスプーンなど、からだの不自由な人が日常生活のなかで、できないことや人に頼んでしまうことを、可能な限り自分でできるように工夫した道具のことをいいます。今回は、例えば、ストローホルダーと言って、コップに入れたストローがコップのふちをコロコロと不安定に動かないようにする器具なども紹介しました。障がい者だけでなく、お子さんやお年寄りにも便利な器具もあり、珍しいこともあって、大勢の方に立ち止まり興味をもっていただきました。

【いきいき生花(視覚障がい者の生花)】
 視覚障がい者が生花をするなんて驚かれますよね。まちづくりの会のメンバーには、生花を楽しんでいる人が何人かいます。視覚を失っても、花を生けること、いのちに触れることに喜びを見出しています。
 当日は、大きなオアシスと二つの花器に花を生けました。
 大きなオアシスは、会場の皆さんに花を一本ずつ持っていただき、ステージに上がって生けていただきました。
 お花を教えたまちづくりの会のメンバーの小野さんは、網膜色素変成症で視力を失いました。見えていた時に習い師範の資格を持っていたお花を生けてみたところ見えている人以上に生けられていると先生に認められ、今では、視覚障がいを持つ十数名の仲間と生花サークル「和みの会」を作ってお花を楽しんでいます。
 見えなくなりうつ状態になっていた方が花を生け、玄関に飾っているのをご主人が帰ってごらんになり号泣なさった。視覚を失い落ち込んでいた若い女性に「小さくても花は生きているね」と小野さんが話すと小さな花を手にしてポロポロ泣きながら「私もガンバル」と言ってもらえた。など、視覚を失いながらも花を生ける気持ちが伝わり、会場の共感を呼んでいました。

【夏ボランティア:放置自転車点検】
 社協がボランティア体験として開催した放置自転車点検に、まちづくりの会と一緒につばさ高校の生徒さんも参加して下さいました。このときの点検の報告と感想、今後などについてつばさ高校の三人の女子高生に発表していただきました。
 「やさしいまちづくりの会」の事務局長の作ったパワーポイントを映しながら、放置自転車がまちのバリアとなっている様子、ひとりひとりの意識の低さ、などについて話す高校生の率直な言葉は、会場でみている方に加え、ブースで展示を行っている出展者の気持ちもとらえたようで各ブースからステージを覗き込む様子がみられました。

 環境福祉展自体は、事業者向けなのか、エンドユーザー向けなのかターゲットが不明確で物足りなさを感じます。そうした意味では、例えば、ケアマネさん向けとか、在宅介護をしている方向けとか、一般区民向けのお楽しみなのか、コンセプトを明らかにする工夫が必要ではないでしょうか。