銀座のカフェに障がい者が働き、東京都の最低賃金を得ている場があります。
 
 ヤマト福祉財団とヤマト運輸㈱が設立した「スワンベーカリー㈱」は、障がいのある日とも無い人もともに働き生きていく社会=ノーマライゼーションの実現のために設立されています。
 スワンベーカリーが展開している事業のひとつ「スワンカフェ銀座店」に行ってきました。

 昭和通りをに面した部分全てがガラス張りになっているため、席について外を眺めると街路樹と店の外に置かれたグリーンが大変心地よく安らぎます。

 店の入り口で、ここがスワンカフェ?と少し迷っていると中からドアを開き
「いらっしゃいませ」
どの席につこうかと迷っていると
「こちらへどうぞ」
タイミングよく声がかかります。

 店はカフェテリア方式ですが、頼んだものは席まで運んでくれます。

 お茶を飲みながら、マネージャーの原さんにお話を伺いました。
 
 ヤマト運輸からの人的支援を受けているものの、障がい者(知的・精神)に対して東京都の最低賃金を上回る750円を支払っているということですから、こうした取り組みとしては非常にうまく機能していると思います。
 障がい者でも焼けるように、「アンデルセン」「リトルマーメイド」で知られているタカキベーカリーから冷凍パン生地を仕入れていますが、その分原価率が高くなるなど苦労もあるそうです。
 障がい者雇用を前面に出してもお客様が来てくださるのは最初だけ。競争相手をコンビニやお弁当屋さんファストフードであると明言し、それらに対する競争力をいかにつけるかを考える姿勢が、10年を経過し、二年間連続で黒字になるまでに成長させたのでしょう。
 
 フランチャイズとしての金銭的な縛りはないものの、スワンベーカリーという店名を名乗り、ノウハウを受けられるので、フランチャイズとして承認を受けるための審査は厳しく行っているそうです。
 企画書を見れば、姿勢が伝わってくるという原さんの障がい者雇用への熱意が、しっかり伝わってきました。