大森南のアスベスト土壌置換工事において、飛散防止策をとらず土壌掘削工事を行った事実が判明し、大田区は11月6日(金)に住民向け説明会を開催しました。

 説明会では、飛散防止策をとらず土壌掘削工事を行った経緯について、大田区と請負業者からの説明があり、その後、質疑応答の時間が設けられました。
 
 現在、掘削した土壌の一部をサンプリング調査しているとのことで、11月10日(火)に出る結果を待って今後の対策を決めると説明がありました。

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■工事の経緯■

 大田区と業者から、11月6日の説明会場において、次のような説明がありました。

①当所予定していたトラックのタイヤ洗浄場所を地域の要望もあり、別の場所に変更することにした。
②区より、アスベスト調査の結果アスベストが検出されなかった地点で適当な場所があったため、業者の判断により、区への報告なく[3.2m×5.5m×1.0m]を掘り返した。
③その際、散水したが、作業者はマスクをしていなかった。

 これまでの、区へのヒアリングのなかで、土壌置換工事請負業者からの週間工程表が提出されないまま工事がスタートしていることが判明しています。
 また、飛散防止策を講じない工事が行われ、区が業者を読んでヒアリングを行った後に、区と懇談した際には、「石綿作業主任者」不在のまま工事が行われたと説明してきましたが、説明会当日には、「石綿作業主任者」は現場にいたと説明されました。

■今後の改善策は?■
 いずれにせよ、アスベストという、扱いによっては人の命に係る物質を扱う工事が、区の十分な説明のもとに業者もそれを十分に理解して行われていなかったことだけは明らかです。

 区は、アスベストの有る場所も無い場所も全て湿潤して置換工事を行うとしましたが、それだけで、対策は十分でしょうか。
 また、施設管理課の職員が現場に立ち会うとしていますが、工事終了まで、職員が立ち会わなければ安全な工事ができない程に、管理・監督が必要な業者だとするならば、指定業者に値するでしょうか。

 現在、大田区は、再度、アスベスト処理専門コンサルに委託し、工事の安全策について、相談をしていますが、そこで、何がこの事故の原因であり、どのような改善策をとるべきかを明らかにすることが必要でしょう。

 今回の説明会は、単なる、事故報告と謝罪の場でしかありませんでした。
 
 改善策についての説明会開催が必要ではないでしょうか。

 

なかのひと