第四回定例会の区長あいさつにおいて、区長発言に誤りのあることに気付きました。

 内容が、区民の健康や生命にかかわる「アスベスト飛散」という重大事項だったため、区長あいさつの訂正を求めました。 

==================================

 区は、大森南土壌アスベスト処理の際、飛散防止策をとらずにアスベストが含有している土の掘削を行っています。
 にもかかわらず、区長発言において「アスベスト飛散がなかった」と発言しました。

 区は、指摘を受けて初めて、飛散防止策をとらずに発注業者が土を掘り返していることを知り、工事をストップさせたため、2日間の作業の間のアスベスト飛散について何の調査もしていません。

作業から5日も経った後で、しかも、前日は雨が降っている環境での調査結果が、飛散を確認できなかったからと言って、土を掘り返している作業中まで飛散していないと断言できません。

  飛散防止策をとらずに、区が発注した工事においてアスベストの含まれた土を掘り返し、極めて飛散させた可能性が高いにもかかわらず、無意味な調査結果をもって、あえて「飛散していない」と断言する区長の発言は、事実を正確に伝えていない余りにも不誠実な発言です。

 発言の訂正を求めるとともに、仮に、断言できるのであれば、根拠を示してほしいと質問したところ
①(区が誤った工事を指摘された時点で)大気調査すべきだった。反省点のひとつ。
②区民お詫びする。
と答弁しましたが、不誠実な発言についての訂正は行いませんでした。

 当日のアスベスト濃度調査についても、仕様書には毎日濃度測定を行うとしているにもかかわらず、区は週1回と認識し、説明会や、今回の議会答弁においても、事故当日から調査日までの間調査していないことを当然のように説明しています。区は、契約通りに作業が行われていないことをきちんと事業者に指摘できなくてはおかしいのですが、入札発注書や仕様書、あるいは施工計画書が形骸化していることの表れでしょう。
 落札価格には、毎日の濃度測定費用も含まれているはずですが、これは、返還するのでしょうか。
 
 現在、区は、12月1日より工事を再開しましたが、再開にあたっての事故再発防止策は不十分なままです。

 大田区に対し、飛散防止策の十分に講じられた安全な土壌処理工事を行うための改善策について、中皮腫・じん肺アスベストセンターと連名で質問を提出していますが、いまだに解答を得られていません。

 以下に、質問の内容を記します。こうした基本的な事項に対して回答もできない大田区が果たして安全な工事を行っているのでしょうか。

■質問の概要■

1)事故の詳細や原因について調査・公表について。
2)事故発生責任の所在。
3)作業の今後の改善策。
4)作業を行った労働者や近隣住民等のアスベスト粉じんばくろの調査・公表について。
5)事故報告書の長期保存について。
6)新しい施工計画書の住民説明会開催について。


なかのひと