10月10日のシルバー産業新聞に掲載された記事です。
 
 1947年3月15日に、当時の「大森区」と「蒲田区」が一緒になって誕生したのが大田区。 
 その際、両方の一字ずつを取って大田区と命名された。

 大森、蒲田は、JR京浜東北線の駅があり、今もそれぞれが、大田区の大きな核をなしている。今でこそ、区役所も蒲田の駅前に位置しているが、1998年にこの場所に移転する以前は、大森にあった。 

 「やさしいまちづくりの会」では、蒲田駅周辺の大規模なバリアフリー点検に続き、今回、大森駅周辺の点検を行なう。
 
 今回の点検は、前回にないいくつかの特長を持つ。
 前回はテーマ別に分科会を設置したのに対し、今回は、地区別(=ルート別)にグループを分けた。これは、点検後に明らかになった問題を「交通バリアフリー法の基本構想」策定によって解決したいという思いからだ。
 また、今回は、前回以上に多くの企業や他団体との連携を試みた。

 「やさしいまちづくりの会」そのものが、区内の様々な活動団体から構成されているが、活動が長くなるにつれ、人・団体ともに固定的になりつつある。他団体との連携は「やさしいまちづくりの会」の活性化のために欠かせない。
 しかし、単にそれだけではない。地域で生活し活動している市民団体や自治会・商店会が加わることで、より生活に密着した点検・分析が出来ると考え、協力をお願いした。大森駅をはさんで東と西のふたつの自治会・商店会、大森のまちの交流をテーマに活動する「大森まちづくりカフェ」、大森の専門学校生などが参加する。
 
 一方で、大森は品川との区界にあり、品川区民も多く駅を利用している。大森も蒲田同様、放置自転車が問題になっているが、自転車の持ち主には品川区民も多い。こうしたことから、大森の放置自転車問題は、大田区だけでは解決できないと判断し、品川区の障害者団体の方もガイドヘルパーとともに参加する。
 
 キャノンは、常日頃ともに活動しているが、今回の点検ではデジカメとプリンターを貸与してくださった。点検終了後のまとめの作業や提言の際には、こうした記録は大いに役立つ。
 
 駅ビルやJRも、当日、点検に立ち会う。安全に点検が出来るとともに、問題があれば、共有していきたいと考えている。
点検は、行なって終了ではなく、その解決のためにどのような方法をとっていくかが重要だ。
 
 前回は、提言書にまとめ、関係機関・部署に配布した。
 その一部を都立大学の秋山哲男先生にお渡ししたところ、提言書を作成の方法、意義について厳しくも丁寧にご指導を受けた。
今回は、提言書を作成することで終わることなく、より具体的な取り組みにするとともに、是非「交通バリアフリー法の基本構想策定」につなげていきたい。