シルバー産業新聞掲載の記事、1月号分です

 「やさしいまちづくりの会」の活動は、各委員会と月一回の運営委員会が基本になっている。
 
 「総合学習委員会」は、前回紹介したとおり、小・中学校の総合学習のプログラムへの協力を。
「提言書検討委員会」は、蒲田駅周辺のバリアフリー点検結果をもとに作った事業者や区への提言書の実現に向けた検討を行っている。点字ブロックに輝度をつけるために行っている左右の暗色のラインは、この「提言書検討委員会」の提案だ。 
「放置自転車検討委員会」は、蒲田駅周辺の放置自転車を減らすことを目的に活動。区が行う放置自転車キャンペーンにも協力している。

 7月に行った環境福祉展への参加も、10月に行った大森駅バリアフリー点検も、委員会を立ち上げ、メンバーが中心となって、企画と準備を行なった。
 大型店舗のバリアフリーについて、設計の段階から提言を重ねてきた委員会は、この11月にその店舗がオープンしとりあえずの活動を終了した。プレオープンの日に、店舗から招待され、店舗内のバリアフリー施設の説明を受けた。提言がかなえられたところもあれば、実際の設備を見て初めて、使い勝手のよくない部分に気づいた箇所もあった。今後は、これらにどのように取り組むのかが、この委員会の課題になるだろう。
「バリアフリーガイドマップ」作成委員会は、今年3月にガイドマップが完成し、現在は活動休止中。将来、ガイドマップの改定があれば、また活動を再開することになる。
 委員会は、取り組みたい企画を持つメンバーが、運営委員会に提案し、承認されれば、活動を開始できる。各委員会への参加は自由。誰もが、興味のある委員会に入り活動できる。
 
 現在の運営委員会は、各委員会の活動報告の色合いも強く、「やさしいまちづくりの会」の実体の大きな部分を委員会が担っているといっても良い。 
 まだまだ引き続き課題に取り組まなければならない委員会もあるが、取り組みをほぼ終了したところもある。

 「やさしいまちづくりの会」の今後を考えるとき、キーになるのは、これらの委員会をいかに活性化させるかということともに、新たな活動を担う委員会をどのように作り上げていくかということだ。
 
 視察に行ったベルギーで、意識の高いベルギー人は、二人集まるとNPOが出来るといわれているが、3人になるとNPOが二つに分かれると笑いながら話してくださったのが心に残っている。

 「やさしいまちづくりの会」も、メンバーは、他の団体に属していたり活動を持っているなど、その興味は様々だ。
 ひとにやさしいまち大田をつくるというひとつの、そして、大きな目標のために、メンバーの力を最大限に生かしていくことのできるフレキシブルな運営が求められる。